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党声明

国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退決定について(幹事長声明)

2018年12月26日
自由民主党

自由民主党は、昭和63年以降中断している商業捕鯨を来年7月から再開することとし、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退することを決定した政府を全面的に支持します。

IWCは、鯨類の保存と持続的利用という二つの目的を持っていましたが、その後、組織が変質し、我が国の誠意ある対応にもかかわらず、30年以上にわたり商業捕鯨を停止した状態が続いています。

反捕鯨国は、十分な資源量が確認されている鯨が何種類もあるのに、鯨に依存する漁業者の暮らしを一顧だにせず、我々に一切歩み寄ろうとしませんでした。我々は我が国の長年にわたる悲願であった商業捕鯨を再開するためには、IWCから脱退するしかないという結論に至りました。

我が国は、古来、鯨を食料としてばかりでなく様々な用途に利用し、捕鯨に携わることによってそれぞれの地域が支えられてきました。今回の我が国の決定は、商業捕鯨の再開を待ち望んでいた全国の皆さんの願いをかなえるものであります。

わが党としては今後、水産資源を科学的根拠に基づき持続的に利用するという我が国の考え方が広く世界で認められ、次の世代に継承されていけるよう、党が先頭に立って政府とともにあらゆる機会を活用して各国の理解と協力を求める努力をしていく決意です。