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記者会見

経済対策即始動「未来の成長の種に大胆に投資する」
安倍晋三総裁 参院選結果受けて記者会見

平成28年7月11日

経済対策即始動 「未来の成長の種に大胆に投資する」安倍晋三総裁 参院選結果受けて記者会見

安倍晋三総裁は7月11日、党本部で記者会見し、今回の参院選の結果について、「アベノミクスを一層加速せよという、国民からの力強い信任をいただいた」と感想を述べると同時に、「勝利の余韻に浸っている時間はない」として、ただちに経済対策を準備する方針を強調した。
安倍総裁は経済対策について、12日に石原伸晃経済再生担当大臣に準備に入るよう指示する考えを明らかにするとともに、「未来への投資」をキーワードに「未来の成長の種に大胆に投資する」と表明。具体的には、農林水産物の輸出増に対応する輸出基地・施設の整備や、外国人観光客の増加に向けてクルーズ船を受け入れる港湾施設の整備・増強などのほか、リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しすることも挙げた。
また、安倍総裁は、英国の欧州連合(EU)離脱に関する国民投票や、新興国経済に陰りが見える状況などが、「中小企業をはじめ日本経済にマイナスの影響を及ぼすことがないように、万全の対策を講じる」、そのために「内需をしっかり支えることができる、総合的かつ大胆な経済対策を実施したい」と説明。
改選前を上回る議席を得たことに改めて触れて、「より安定した政治基盤のもと、経済においても外交においても、一層力強く政策を前に進めていく。それが国民から頂いた負託に応える道だと確信している」と強調した。