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政策

燃油高騰対策の現状 水産部会

平成25年8月16日

燃油高騰対策の現状 水産部会

党水産部会(部会長・末松信介参院議員)は8月7日、燃油高騰対策の現状と強い水産業づくりのための総合対策の2点について議論を行った。

水産庁は7月から、円高是正に伴う漁業用燃油緊急特別対策を行っている。具体的には平成26年度末までの措置として、特別対策発動ラインを新設し、原油価格がこれを上回った場合、上昇分の4分の3を国が負担し漁業者の損失を軽減するもの。

全漁連と大日本水産会から「燃油高騰対策が開始されたことは喜ばしいが、漁業を救うためにはもう一歩踏み込んだ措置をお願いしたい」との要望が出された。

また、強い水産業づくりに向けた、(1)漁業・養殖業の経営力強化(2)消費・輸出拡大の実現(3)外国漁船の操業への対応(4)水産地域対策の充実(5)漁港・漁村の防災・減災対策の推進―の5課題について、出席議員と漁業関係者が意見交換を行った。

末松部会長は「特別対策のみならず漁業経営安定化対策を引き続き議論したい」と述べ、漁業共済制度などの見直しのためのワーキングチームを発足させることを表明した。