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政策

TPP交渉会合報告 守るべきは守り、攻めるべきは攻める

平成25年8月7日

TPP交渉会合報告 守るべきは守り、攻めるべきは攻める

外交・経済連携本部・TPP対策委員会合同会議

党外交・経済連携本部(本部長・衛藤征士郎衆院議員)・TPP(環太平洋経済連携協定)対策委員会(委員長・西川公也衆院議員)合同会議が、8月2日に開催された。
会議では、わが国が7月23日から参加したマレーシアのコタ・キナバルのTPP協定第18回交渉会合について報告が行われた。
冒頭、石破茂幹事長は「選挙におけるTPPの公約は守らねばならない」とあいさつ。
甘利明経済再生担当大臣も「TPPはアジア太平洋地域に新しい通商貿易のルールを作るもの。国益を踏まえて、守るべきは守り、攻めるべきは攻める」と決意を述べた。
その後、現地を訪れた党派遣団長の西川TPP対策委員長から、日本政府交渉団に、農林水産分野5品目など聖域確保のため、党の決議等を踏まえた交渉を強く求めたことや、カナダの農業団体と意見交換を行ったことなどの報告があった。
政府側からは「遅れて交渉に参加したハンディは無い。市場アクセスなど重要問題は、まだ全体でテーブルについて議論する段階に至っていない」などの説明がされた。
出席議員から、担当者に交渉内容について守秘義務が課せられている点に対し「国会承認のため、情報開示は不可欠」との要望が相次いだ。
西川委員長は「問題点は必ず石破幹事長と相談する」と述べ、今後の対応を慎重に進める姿勢を示した。