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参院選ルポ(山梨)
森屋ひろし候補 12年ぶりの勝利へ

平成25年7月17日

参院選ルポ(山梨) 森屋ひろし候補 12年ぶりの勝利へ
参院選ルポ(山梨) 森屋ひろし候補 12年ぶりの勝利へ

県議14年の実績に高まる期待

【山梨】

日中の最高気温が全国で今年初めて39度以上を記録した7月9日の山梨県内。うだるような暑さの中、JR甲府駅の南口で開かれた街頭演説会に集まった聴衆の熱気が、森屋ひろし候補(55)に対する県民の期待の高さを物語っている。その数、実に500人以上。会場がほぼ埋まり、「平日としては異例の多さ」(党山梨県連)となった。

しかし、ここまでの道のりは決して平たんではなかった。党県連の公募を経て、公認されたのが今年3月と遅かったうえ、知名度不足が最初の課題となった。4期14年の県会議員時代は議長や党県連総務会長などを務めたものの、都留市を中心に活動していたため、県都・甲府市など、全県下ではあまり知られていなかった。

これを補うため、森屋候補は一人でも多くの有権者と会って握手をし、「森屋ひろしという人間を知ってもらう」取り組みを開始。早朝の6時30分から甲府駅頭など県内全域の街頭に立ち続けたほか、「普通の候補者の2倍から3倍では」と同僚も舌を巻くほどのあいさつ回りを繰り返す。努力はすぐに実を結んだ。県議時代からよく知る皆川巖党県連幹事長が「情にあつく、涙もろく、感動を共有して他人の喜びを自分の喜びにできる人」と評する人柄をはじめ、屈指の政策通として知られた県議時代に残した数々の実績が次第に浸透し始めた。

その実績の代表格が、救急医療用の医療機器等を装備したヘリコプター「ドクターヘリ」の県全域での運用。山梨県が持つ地形的な特徴から、その必要性を以前から感じていた森屋候補は、ドクターヘリの先進県に何度も自ら足を運び、導入にこぎつけた。昨年4月1日の運航開始後、1年間で約370回も出動し、多くの人命を救っている。この高い政策実現力を次は国政の場で生かすことを期待する声は大きい。森屋候補も定住人口の増加や地域経済の再生、観光政策の推進など、山梨県が直面する様々な課題の解決に全力を挙げる決意だ。

今回は、過去最多となる7人が立候補した山梨選挙区。そのうち、山梨県で生まれ育ったのは森屋候補だけ。誰がいちばん郷土への思い入れが強く、実情を知り尽くしているかは明らかだ。ドクターヘリも、そんな森屋候補だからこそできた政策といえる。

また、幼稚園の園長として長年、地元の園児たちを見守ってきた森屋候補。その視点から、未来を担う子供たちの健やかな成長への支援を重視する。教育の再生を最重要課題の一つに掲げる安倍政権にとっても即戦力の人材であるのは間違いない。

選挙戦も残りわずか。陣営は選挙情勢の報道に一喜一憂することなく「油断せず、気を緩めないで、最大限の緊張感を持ってゴールを目指して駆け抜ける」(皆川党県連幹事長)との方針で、必勝に向けた運動を強化する。

10日も、40度近い猛暑の下、南アルプス市内を隈なく回り、声をからしながら熱い訴えを続ける森屋候補の姿があった。「山梨から新しい時代、日本を創る第一歩を始めたい」――。この思いが結実する日は近い。同時にそれは、わが党にとって平成13年以来12年ぶりとなる、参院選山梨選挙区での勝利でもある。