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政策

日本版NSC創設に向けた政府の検討状況について説明受ける 党国家安全保障会議に関する特命委員会

平成25年5月14日

党国家安全保障会議に関する特命委員会は5月14日初会合を開き、「国家安全保障会議」(日本版NSC)創設に向けた政府の検討状況について関係省庁から説明を受けました。
日本版NSCは外交と安全保障に関する官邸の司令塔機能を強化するため内閣に設置するものです。第一次安倍政権でも創設が提唱されており、わが党は先の総選挙での政権公約に盛り込みました。この日は礒崎陽輔総理補佐官らが有識者会議での議論を踏まえて取りまとめた骨子案を説明しました。
それによると、日本版NSCは現行の安全保障会議を全面的に改組。総理ほか、副総理、外務大臣、防衛大臣、官房長官による「四大臣会合」を設置し、平素から戦略的な観点から基本的な方向性を示します。
また、緊急事態の種類の種類に応じてあらかじめ議長が定める国務大臣が参集する「緊急事態大臣会合」を開催することとしました。国防に関する重要事項を審議する「九大臣会合」は現行のままとします。
さらに国家安全保障会議事務局を内閣官房に設置するほか、関係行政機関の長に対し、国家安全保障に関する資料や情報を適時に提供することを義務づけました。
会議では出席議員から情報収集や分析能力の機能強化を求める意見などが出されました。岩屋委員長はあいさつで日本版NSC創設の意義を強調するとともに、今後関係部会などと合同会議を開いてさらに議論を深めていく考えを示しました。