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政策

溝手顕正参院幹事長 成長戦略にエネルギー調達価格の引き下げが不可欠 参院代表質問

平成25年3月5日

政府4演説に対する参院代表質問が3月5日行われ、わが党の溝手顕正参院幹事長は経済政策を中心に安倍総理の見解を質しました。
施政方針演説で安倍総理は日本経済の再生に向け、海外展開を軸にした成長戦略を積極的に展開していく方針を示しましたが、溝手参院幹事長は「日本企業が海外企業と競合する上で、不利な条件があまりにも多すぎる。海外とのイコールフッティングの達成は成長戦略の最優先課題だ」と強調。エネルギー調達価格の引き下げの必要性を訴えました。
これに対し安倍総理は「わが国経済にとって喫緊の課題だ。米国からの液化天然ガス(LNG)の輸入実現など資源外交を積極的に展開する」と述べました。
また、溝手参院幹事長は「成長分野への重要投資も重要だ。優れた技術を持つ企業をさらに伸ばす必要がある」として、特許使用料など知的財産から生じた所得への課税を軽減する「パテントボックス税制」の導入を提案しました。
このほか東日本大震災からの復興について「何とかして民主党政権の遅れを取り戻そうと努力しているが、被災地では自治体や建設作業員などが不足し、復興がなかなか思うように進んでいない。その一方で職につけない人も多い」と述べ、被災地における雇用のミスマッチ解消を求めました。安倍総理は問題解決に全力で取り組む姿勢を示しました。
最後に溝手参院幹事長は「今年より来年がもっと豊かに幸せになるという希望を日本人がもう一度取り戻せるように、わが党は政府と一体になって取り組んでいく決意だ」と安倍総理を激励し、質問を締めくくりました。