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政策

統合医療の推進を 統合医療に関するPTが提言取りまとめ

平成25年2月21日

統合医療の推進を 統合医療に関するPTが提言取りまとめ

厚生労働部会の医療委員会の下に設置されている統合医療に関するプロジェクトチームは2月21日、統合医療の推進に向けた提言を取りまとめました。
統合医療は従来の西洋医学と漢方やマッサージ、エネルギー療法など各種療法を組み合わせ、患者一人ひとりに適した治療方法を提供するものです。
提言ではまず、「現代西洋医学と組み合わせることで、病気の治療にとどまらず、生活の質(QOL)を重視した医療が実現できる可能性がある」と推進の意義を強調。その上で短期的な目標として、関係省庁が連携してわが国に適した統合医療の概念を確立し、各種療法や健康法の安全性と有効性に関する情報を集約する「相補代替医療情報センター(仮称)」を設置することなどを盛り込みました。
また、中長期的な目標として、医科大学や医療系の教育機関のカリキュラムに取り入れることや関連産業の育成、統合医療の認定医、医療コーディネーターなど資格制度の整備を掲げました。
提言の取りまとめにあたって、PTでは昨年2月から精力的に有識者からのヒアリングを行ってきました。橋本聖子座長は「党内でも統合医療についての理解が深まってきた。提言を政府に申し入れるとともに、当面は短期目標の実現に向けて議論を進めていきたい」と述べました。