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政策

二度と"亡国民主党政権"の誕生を許してはならない 「民主党政権の検証-迷走の3年を総括-」を公表
参院自民党

平成24年8月3日

3日、参議院自民党は、「民主党政権の検証-迷走の3年を総括-」と題した民主党政治の約3年を総括した報告書を発表しました。この報告書は、国政史上に大きな汚点を残した民主党政権の失敗について、事実をもとに検証し、(1)民主党政治の根源的な問題、(2)国民への裏切り、(3)不祥事の続出の3項目を柱に44ページに及ぶ内容となっています。

報告書の冒頭で、民主党政権の迷走について、「民主党は『政権交代』だけを目標に、政策理念もバラバラな政党・議員が集合して誕生した。そして、国家観・憲法観を共有できず、党の綱領も作成できないまま、実現不可能な政策を並べたマニフェストを掲げて選挙を戦い、国民を欺いて政権を取ってしまった。民主党政権は、最初から失敗が運命付けられていた」と分析しています。

また、民主党政権の根源的な問題として、政権党に求められる基本的な能力が不足し、加えて、誤った政治主導で官僚の排除を行ったことで、政府の意思決定プロセスを機能停止させ、行政執行が停滞してしまったことを指摘しています。

さらには、総理を始め閣僚の発言の軽さやモラルの欠如、責任をとる文化がないことが、不祥事を隠ぺいする体質につながり、言い逃れできなくなれば辞任すればよいという発想になっていると指摘。その他にも、震災・原発対応に見られる危機管理能力の欠如、経済運営能力の欠如、外交能力の欠如、皇室軽視の問題点にも鋭く言及しています。

今回の検証結果を公表するにあたって、記者会見に臨んだ脇雅史参院国対委員長は、「(社会保障と税の一体改革で)三党合意は結んだが、自民党は民主党政権を認めたわけではない。(消費増税法案が)成立したら速やかに解散して、国民の信を問うべきだ」と、報告書を取りまとめることで民主党政治を総括し、自民党との違いを強調することが目的だと述べました。

また現在、民主党が消費増税法案の採決を先延ばししていることに関しては、「8月8日の採決に応じない場合は、参院に首相問責決議案を提出する。(今回の報告書は)問責を出す理由を理解していただくためのものだ」と、消費増税法案の採決の先延ばしを図る民主党を強くけん制しました。