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政策

石原幹事長「最低保障年金の撤回が最低条件」 社会保障と税の一体改革の議論がスタート

2012年05月21日

石原幹事長「最低保障年金の撤回が最低条件」 社会保障と税の一体改革の議論がスタート

野田総理が不適格・問責閣僚を続投させていることや、政府・民主党内が増税・非増税派で分裂、混乱していることなどから、審議入りが先延ばしとなっていた社会保障と税の一体改革の議論が本日、スタートしました。

まずは、石原伸晃幹事長が議論の口火を切り、消費増税に"政治生命をかける"としている野田総理について、最低保障年金の撤回が消費増税法案に協力するための最低条件だと示したうえで、「野田総理の手でマニフェストを葬るなら、直ちに国民の信を問いなおす必要が生じるが、その覚悟はあるのか」と述べ、野田総理の政治姿勢を厳しく問いただしました。

さらに石原幹事長は、野田総理が『消費増税の実施前に国民の信を問う』としていることについて、「仮に、次の衆院選で民主党が負ければ、消費増税はできなくなる」と指摘し、いくら野田総理が政治生命をかけても、法案を通した後の選挙では、消費増税がとん挫する可能性があると指摘しました。

続いて質問に立った伊吹文明元幹事長は、野田総理が国民の声を聞かないまま消費増税を行おうとしていることについて、「政治は、主権者である国民に対して正直にあるべきだ。(民主党マニフェストに)過ちがあったのであれば、国民に素直に謝罪すべきだ」と述べ、野田総理に対して、政治のあるべき姿を説きつつ、消費増税法案で与野党が合意に至り、成立に導くための道筋を説きました。

また伊吹元幹事長は、子ども手当や最低保障年金などに代表される民主党のバラマキ政策を滅亡した古代ローマ帝国の"パンとサーカス"になぞらえ、民主党のバラマキ政策が続いてしまうと、日本も古代ローマ帝国と同じ道を辿ってしまうと警鐘を鳴らしました。

その他、加藤勝信衆院議員と鴨下一郎衆院議員が質問に立ちました。