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政策

原発事故による福島県たばこ作農家への補償を たばこ特別委員会

2011年05月16日

原発事故による福島県たばこ作農家への補償を たばこ特別委員会

たばこ特別委員会は16日に会議を開き、東日本大震災後のたばこを取り巻く状況について、たばこ関係団体と日本たばこ産業(JT)から現況についてヒアリングした。福島県内のたばこ作農家は、福島第一原発事故の影響で、今年度産たばこの作付けを中止しており、農業経営の継続や生活維持が困難な状況となっている。同委員会はこの日の会議で、生活補償の実施などを関係機関・企業に申し入れることを旨とした決議を了承した。

決議文は①東京電力は福島県の全たばこ作農家に対し、原発事故により生じたすべての損害賠償を行うこと②国は原子力損害賠償紛争審査会で策定される第二次指針において、たばこ作農家の被害を損害賠償の対象にすること③JTはたばこ作農家への支援と製造供給体制の早期回復に全力を尽くすこと――の3本が柱。

村田吉隆同委員長は「団体・企業と一丸となって問題に対処していく。この決議文を要請として関係省庁などへも申し入れていきたい」と述べた。