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政策

民主党が予算案衆院通過を強行 無責任な関連法分離採決

2011年03月01日

民主党が予算案衆院通過を強行 無責任な関連法分離採決

民主党は1日未明、来年度予算案の衆院通過を強行した。中井洽予算委員長は2月25日の理事会で、野党欠席のなか、職権で28日の予算案採決を決めた。

これに対し、武部勤筆頭理事が撤回を求めてきたが、中井委員長は28日の理事会で強引に協議を打ち切った。

これを受け、わが党、公明、みんな、たちあがれ日本の4党は、中井委員長の解任決議案を提出。趣旨弁明に立った馳浩議員は「拙速で、公平性に欠く」と批判した。民主党の暴挙は、委員会運営だけにとどまらない。赤字国債の発行に必要な特例公債法案など予算関連法案について、予算案と切り離す形で採決を先延ばしした。

これまで、関連法案は、歳入・歳出一体として、予算案と一括して参院に送付してきた。谷垣禎一総裁は記者団に対し「いわば与党の審議拒否で予算だけを送る形になっている。それを参院で受け取っても、予算審議が成り立つのか」と疑問を呈した。