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政策

与謝野大臣に議席返上求める
中曽根参院議員会長が代表質問

2011年01月27日

与謝野大臣に議席返上求める 中曽根参院議員会長が代表質問

参院本会議は27日、菅直人総理の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問を行い、わが党からは中曽根弘文参院会長が質問に立った。

中曽根参院会長は菅再改造内閣に起用された江田五月法務大臣と与謝野馨経済財政担当大臣に対し「閣僚としての資質に甚だ疑問を持たざるを得ない」との見解を示した。このうち江田大臣に対しては、わが党が昨年の通常国会会期末に、総理への問責決議案と参院議長への不信任案を提出したにもかかわらず、当時参院議長だった同大臣が放置し、本会議の開会に応じなかったことを批判。これを「わが国の議会政治の歴史に汚点を残すひどいもの」と述べ、「公平公正であるべき法務をつかさどる役職に就任するのは適当ではない」と訴えた。

続いて、与謝野大臣に対しては、前回の総選挙でわが党公認で小選挙区に出馬し、比例代表で復活当選したことから「今回の行動は与謝野氏に投票した人に対する裏切り。直ちに、自民党に議席を返上すべき」と迫った。その上で中曽根参院会長は、菅総理が過去に民主党から参院比例代表で当選したが離党した議員に対し、議席の返上を求める発言をしていたことを指摘しながら、任命責任についての考えを質した。これに対し、菅総理は「過去の発言への批判は真摯に受け止める。私が過去に発言した例とは異なると認識している」などと釈明した。