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記者会見

小沢一郎元民主党代表の「強制起訴」を受けて 谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成22年10月4日(月)
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
小沢一郎元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件について、東京第5検察審査会は、小沢氏を強制起訴すべきだとする「起訴議決」を行いましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
A
東京第5検察審査会の2度目の判断ですから、今後、弁護士が検察に代わって手続きを進めていく。粛々とやっていただかなければならないことです。捜査の過程はそういうことだと思いますが、私どもは今まで小沢さんは説明責任を十分に果たしていないと言ってきました。菅さんを始め政権側の方は、説明責任を尽くされたと言ってきましたが、今回の検察審査会の議決で、そういう菅さんたちが言ってこられたことは、砂上の楼閣であった。その責任は極めて重いと思っています。我々は国会でしっかりとこの問題を明らかにしないといけない。証人喚問等々、今まで要求してきましたが、しっかりとそれに応えて、政治とカネの問題を明らかにしないといけないと思っています。
政治とカネの問題は、けっして小沢さんだけの問題ではない。鳩山由紀夫さんにも同じ問題がある。これをしっかりと国会で明らかにしていく。説明責任を果たしてもらうことでなければ、なかなか政治に対する信頼が戻ってこないと思うので、我々も全力を挙げないといけないと思っています。
Q
補正予算について、ちょうど与野党協議というか、話し合いの場についたところだったのですが、この強制起訴を受けて水を差された形になり、今後の与野党協議は進展していくのでしょうか。
A
我々は、与野党協議は今までしているわけではありません。我々の考え方に対して回答を伺っただけで、協議をしているわけではありませんので、水を差されたということもありません。
Q
小沢氏は離党すべきだとお考えになりますか。
A
今までこういう起訴ということになれば、それが通例です。最も民主党はその原則を貫いてきたわけでは必ずしもありません。北海道5区で補欠選挙が行われますが、なかなかそういう態度を明らかにされなかった石川知裕さんもしかり、随分、離党までに時間がかかりました。これはしっかりと明確にしないと、政治とカネの問題について、民主党という党は、非常にルーズな党であり、そのことがますますはっきりとしてくる。今までもはっきりしていますが、満天下に明らかになったということではないでしょうか。
Q
現時点で、小沢氏に議員辞職を求めるお考えはありますか。
A
議員辞職ですか。それはなさるべきでしょう。
Q
市民の判断から強制起訴という判断になりましたが、そうした小沢氏の疑惑に対して、民主党の国会議員が国民に答えられなかったことをどうお考えになりますか。
A
そういう形で、数の力で小沢さんを守ってきた責任が問われるのは当然のことだと思います。
Q
北海道5区の補欠選挙への影響をどのようにお考えになりますか。
A
これがどういう影響を持ってくるのか、私は今の段階ではよく分かりませんが、北海道は政治とカネの問題、民主党、政権に関連してたくさんありました。そこで今回の補選に、私どもは負けるわけにはいかないということです。