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記者会見

稲田朋美政務調査会長 記者会見

平成28年4月14日(木)15:30~
於:党本部記者会見場

冒頭発言

稲田朋美 政務調査会長 記者会見

本日開催されました政調審議会の概要をご報告いたします。お手元の案件表の通り、法案3本を了承いたしました。
私からは以上です。質問どうぞ。

質疑応答

question
共同通信の蒔田です。空転していた国会が正常化しましたが、受け止めと今後の審議への期待をお伺いします。
answer
TPPについては、成長戦略に資するアジア太平洋地域の大きな経済圏のルールを作っていくという、非常に意味のあるものだと思います。その意味において、私はしっかりと中身の議論を国会の場でやる必要があるというふうに思います。 野党の方で提出を要求されていた外交交渉の経過については、そもそもわが国がTPPの交渉に参加する以前に既に、外交交渉における経過は外には出さないという取り決めがなされた中で、わが国はその中に入って交渉しています。 一般に、外交の交渉の過程を公にするということに問題があるということは各国共通、しかも各政権共通のことであって、外交交渉の経過を明らかにできないのは当然のことだというふうに思います。 いずれにしても空転をしたことは非常に残念ですけれども、しっかりと中身の議論をして、きちんと今国会で成立することを期待をしています。
question
北海道新聞の幸坂です。昨日若手議員の方による「財政再建に関する特命委員会 2020年以降の経済財政構想小委員会」の中間の総論発表があったかと思うのですけれども、飽くまで現時点では、高齢者にかなり社会保障が偏りすぎているという問題意識は明記されております。その内容に関して政調会長としてどのようにご覧になっておいででしょうか。
answer
橘慶一郎小委員長、それから小泉進次郎事務局長の下で、精力的に議論がなされて、社会保障のあるべき姿のみならず、2020年以降の将来の世代の住んでいる社会がどんなものであるかということをしっかりと見据えた議論がなされたというふうに思っております。 何度でも挑戦できる社会、それから高齢者の定義自体を変えていく、そして改革を進めていく上において真に困った人に対してしっかりとみんなで手厚く手を差し伸べる社会を目指すということであります。非常に前向きな、少子高齢化をマイナスではなくプラスに変えて、何度でもチャレンジできる社会を目指す。 そして、戦後の成長期から今まで日本が既定のレールを敷いてきて、それで成果を上げてきたことも認めつつ、そのレール自体を壊して何回でも自分なりの道を探ることができるという意味で、若い先生方らしい自由な発想です。しかも、これから社会保障改革という難しい改革を推し進めていく上で、どういう将来像を描きながらその改革を進めていくかというその総論部分を、しっかりとお示しになったと思います。 今後、具体的な検討事項についても出てくるのだろうと思いますけれども、それについて期待したいと思いますし、今後の取り扱いについてはまず親会の財政再建に関する特命委員会で報告を受けて、その上で趣旨などを公約等に反映していきたいと思っています。
question
テレビ朝日の成田です。自民党の赤枝議員の会合での発言についてなのですけれども、女の子は親に言われて仕方なく進学しても、上手く行かなくてキャバクラに行ってしまうというような趣旨の発言をされているのですけれども、発言についてどのようにお考えでしょうか。
answer
今日もその発言について国会で取り上げられて、官房長官も答弁されていた通りだと思うのですが、どういう趣旨か、また前後の文脈についてもよく承知しておりませんけれども、誤解を招くことがないように、自分の意見を言う場合にも一言一言緊張感を持って発言をすべきだというふうに思います。
question
日本経済新聞の福岡です。韓国の総選挙で与党が大敗しましたけれども、それが慰安婦問題ですとか、先般の日韓合意の履行に与える影響について会長のお考えをお願いします。
answer
韓国の政治状況についてコメントする立場にはありませんが、やはり日韓合意は非常に意義のあるものだというふうに思います。そして、いわゆる慰安婦に関してわが国の立場は変わっておりませんし、そのことを更に言い続けるとともに、慰安婦像の撤去等合意の中で決められたことについてしっかりと進めていただくように期待をしております。
question
共同通信の蒔田です。会長とあまり関係がないかもしれませんが、田母神元航空幕僚長が逮捕されたのですけれども、党とは関係ないと思いますが、元空自のトップということで、過去に都知事選とかにも出たこともある人物ですけれども、どのように受け止めているのかご感想を。
answer
事実関係について存じ上げておりませんし、またわが党とは関係のない方でありますので、その点については何か申し上げる立場にはありません。
question
朝日新聞の岡村です。橘小委員会の関連の質問なのですけれども、社会保障改革が求められているとは思うのですが、なかなかこれまで政治的にもできなかった大きな課題であるのも事実だと思います。年齢の支給要件が65歳からですけれども、これについて今後見直していくことについて、議論していくことについて会長のお考えを。
answer
橘小委員会でそれが議論されるかどうかということは別にして、年金の開始年齢については、制度ができた時代の社会状況ないし人口構成と今とは全く異なっているわけです。しかも、橘小委員会でも書かれているように、現役世代の定義自体をこれからは考えていかなければいけない、100歳生きることを前提にこの社会を考えていかなければいけないといった場合には、年金制度のみならず全ての社会保障改革について、制度の当初の状況と将来の状況とは大きく異なっているわけなので、そういった本質的な議論というのは必要だと思います。
question
朝日新聞の岡村です。今後橘小委員会にそういった議論を期待されるのか、それとも政務調査会の、例えば厚生労働部会等々で議論を進めていくのか、そういう点はいかがですか。
answer
議論の場とか、議論の順番というのは、党の色々な場との整合性もありますし、党の場合は厚生労働部会というのが政策の最初の決定の正式な機関でもあります。ただ、改革を進めていく上での理念というのは、この小委員会でしっかりと示されることに意義があるというふうに思っています。
question
テレビ東京の橋本です。租税回避地の問題が世界的に話題になっていて、税の公平性の観点でも大きな問題だと思うのですが、率直に会長はどのようなお考えをお持ちになっていますか。
answer
違法か違法でないかという問題と、その国のリーダーも自分の国の税の制度というのをしっかりと守るということが重要ではないかと思います。
question
テレビ東京の橋本です。党として何か対策というのは。
answer
今それについて何らかの対策というのは、どうなのか。ちょっとまだ検討はしておりません。
question
朝日新聞の岡村です。今日、午前中に安倍総理と面会されておりますが、公約についてお話をされたのでしょうか。どういった内容を。
answer
主に今のロシアから帰ってきたときの報告や、様々なことについてご報告をしたところです。
question
朝日新聞の岡村です。それ以外は特に、差支えがあるのですか。
answer
差支えがあるというのではなくて、ここでお話しするような内容ではないという、そういう趣旨です。