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記者会見

細田博之幹事長代行記者会見(政府与党協議会後)

平成25年5月20日(月)12:25~12:40
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

【菅義偉官房長官発言】

予算成立の御礼があり、「区割り法案等よろしくお願いしたい」
「政府としては、今、成長戦略を練り上げているところであり、具体的な政策を出していく。農業についても、攻めの農業の観点から『農林水産業・地域の活力創造本部』を、明日立ち上げ、検討に入る」
「飯島勲内閣官房参与の訪朝について、自分が直接話を聞いた。金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らとの協議についての報告があったが、詳細については、今の段階で申し上げられない。拉致・核・ミサイルの諸問題があるが、特に、拉致問題については、安倍総理が自らの手で解決したいという強い決意がある。与党と連携をとってまいりたい。当然、アメリカ、韓国とも十分連携しながらやりたい」

【石破茂幹事長発言】

「先週、25年度予算が成立した。各位のご協力に感謝申し上げる。後半国会は重要法案の処理に全力を挙げる。法案の処理にあたっては、政府与党、衆参の間でよく相談の上、進めていきたい」
「さいたま市長選挙は残念な結果であった。参議院選挙まで、あと2か月であるので、しっかり体制を整え、万全を期してまいりたい」

【井上義久公明党幹事長発言】

「さいたま市長選挙は残念であった。結果を踏まえて、しっかり対応してまいりたい」
「国会で残された時間で何をやるのか調整していきたい」
「成長戦略については、参議院選挙に向けて、農政の問題など、与党間で連携していきたい。」

【鴨下一郎国対委員発言】

「今後の法案処理について、1か月間で成立を図っていくかということについて、調整していきたい。本会議の日程を調整し、成年被後見人の法案についても、明日、委員会で採決する方向で決まっている」

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「今日、22年度決算についての決算委員会を開会する。その後、平成23年度決算も行う」
「残る同意人事を進めてまいりたい。今回、調整できれば、正常に戻るので、そうしたい」

【その他の発言】

「政府与党でよく連携を取ろう」
「あとわずかひと月あまりの国会である。成立させるべき法案は成立させる」との発言があった。

質疑応答

Q
NHKの小嶋です。飯島参与の訪朝については、菅官房長官の報告以外に、どなたから発言はあったのですか。
A
特になかったです。
Q
共同通信の蒔田です。法案処理について、例えば自衛隊法などについて、具体的な発言はあったのですか。
A
具体的な法案については、コメントは出ませんでした。コメントが出た法案は、先程申し上げた法案です。
Q
産経新聞の山本です。さいたま市長選について、石破幹事長、井上幹事長から言及がありましたが、その他に意見等はあったのですか。
A
ありません。
Q
産経新聞の山本です。内閣支持率、政党支持率が高いにもかかわらず、地方選挙での敗北が続いていますが、細田幹事長代行のご所見をお聞かせください。
A
これは私の印象ですが、特に地方選挙は、その当該候補者の選挙運動とか、知名度とか、今までの実績など大きく影響するのが普通です。例えば、現職であれば強い場合もあるし、現職が批判されてかえって弱くなる場合もあります。新人が十分な知名度がないために及ばない場合もあるし、それぞれだと思っています。名古屋市長選挙についても、さいたま市長選挙についても、やはり力が及ばなかったことは率直に認めなければならないと思います。それは、自民党の支持率が高いからといって、常に自民党が推薦すれば当選するわけではないということは当然ですが、参議院選挙でも候補者、相手の候補者の実力によって、当然影響されるので、支持率が高いから大勝利を収めるだろう都簡単に考えてはいけないと思います。
Q
さいたま市長選挙が国政に与える影響と、選挙の敗因について、ご所見をお聞かせください。
A
私自身は、具体的な意見を持っていません。こうであったから力が及ばなかったというだけの情報が十分ありません。やはり現職が強かったという印象はあります。
Q
フジテレビの鹿島です。菅官房長官から『金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らとの協議』との発言があったとのことですが、その他複数の方と会談されたのですか。
A
もう一人の金氏、金永日(キム・ヨンイル)との会談を行ったとの報告がありました。
Q
フジテレビの鹿島です。会談の中身についての言及はなかったということですか。
A
中身については差し控えたいとのことでした。
Q
TBSの黒河です。沖縄県連と石破幹事長が公約を巡って会談されましたが、現状はどのよう にご覧になっていますか。
A
昨日行って、今日の昼前に戻って来たわけですが、その報告はありませんでしたので、ご本人に聞いていただきたいと思います。長い歴史のある問題ですので、沖縄県民の皆さま方の思いも強いので、十分な説明をしながら、話し合いをしていかなければいけないと思っています。
Q
共同通信の蒔田です。選挙制度の実務者協議について、次回の日程は決まったのですか。次回は定数削減に絞った議論が行われるようですが、どのように臨まれるかお聞かせください。
A
明日の本会議散会後に、同じメンバーで第4回目の会議を行います。前回は各党の考え方が出てきていますので、それに対するそれぞれの注文がないかといった議論が行われるわけです。一部政党は区割り法案についてももう一度見直してと言っているわけですが、まだ引き続きそういう主張をされるのかわかりませんが、前の国会からの懸案ですので、定数削減をしようではないか、定数削減をする時にはどういう中身が一番良いのかということを中心に話し合うべきだと思っています。ただ定数削減すべきでないという政党もあります。10党でやる場合は、なかなか議論が進まない場合もありますが、大きな政党は、削減自体は必要だという合意がなされていますので、その削減の仕方が違うということです。