お知らせ「自由民主」先出し

自由民主1面コラム「凛として」
鈴木 隼人 新聞出版局次長

認知症予防

世間では「認知症予防なんて意味がない」との見方をする方が多い。特に、医療関係者や著名な評論家の方々から「予防なんて......」と言われると、予防に取り組んでいる人は何も言えなくなってしまう▼一方の認知症予防の活動をしている方々も、社会に対して「間違いなく効果がある」と明確に主張できるかといえば、「これはきっと意味があるはず」くらいしか言えない▼こうして根拠を主張できずに批判ばかり浴び続ける状況は、予防活動をする方々のモチベーションの継続という点で課題となっている▼認知症予防の取組がなかなか普及しない原因はエビデンスの欠如によるところが大きい▼エビデンスの構築に向けては、日本全国の研究者に懸命な取組を続けていただいているが、残念ながら多くの研究結果は被験者数が少なすぎて、統計上有意と見なすことができないのが実情だ▼全国規模で、みんなが協力し合ってプロトコルをそろえて研究をすることで、エビデンスを確立していかなければならない。

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