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政策

政策セミナー「日本経済再構築への道」で甘利明党経済・財政・金融政策調査会長と冨山和彦(株)経営共創基盤代表取締役CEOが議論

2012年01月21日

政策セミナー「日本経済再構築への道」で甘利明党経済・財政・金融政策調査会長と冨山和彦(株)経営共創基盤代表取締役CEOが議論

党経済・財政・金融政策調査会の主催による「日本経済再構築への道」と題した政策セミナーでは、これからの日本企業のビジネスモデルのあり方などが議論されました。

このうち、歴史的な円高への対応については、そのメリットを積極的に活用することが日本企業には必要との見解で一致しました。甘利会長はアジアなどの市場を獲得するための「攻めの海外進出」を行うよう、企業に対し発想の転換を提案しました。これに対し冨山氏も「産業構造をグローバル化に転換するチャンスととらえなければならない」と述べました。

また、サービス産業の活性化について冨山氏は、古い体質が残っていることによって過剰な供給構造になっている点を問題視しました。その上で規制改革の重要性を指摘し、「自民党にはこれについての学習の蓄積がある」として、わが党に対する期待感を述べました。

最後に甘利会長は「日本の強みを発揮するためには、従来の延長戦上にないものをつくる、大胆な見直しが必要だが、それを推進する力が政府にはない」と述べました。

会場を埋めた参加者は実際の企業活動にも触れた話に興味深く耳を傾け、問題の考え方や今後の方向性について理解を深めていました。