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政策

「屈辱外交だ」野田総理の外交姿勢に批判相次ぐ
外交部会、外交・経済連携調査会、領土に関する特命委員会

2011年10月20日

「屈辱外交だ」野田総理の外交姿勢に批判相次ぐ 外交部会、外交・経済連携調査会、領土に関する特命委員会

野田佳彦総理と李明博韓国大統領との日韓首脳会談が行われたことを受け、外交部会、外交・経済連携調査会、領土に関する特命委員会は20日、合同で会議を開き、議論しました。会議では、野田総理の外交姿勢に対する批判が相次ぎました。

わが党は政府に対し、「朝鮮王朝儀軌」など朝鮮半島由来の図書を、訪韓時に引き渡さないよう事前に要請していましたが、野田総理はこれを無視し、韓国側に5冊の図書を渡しました。一方、韓国が保管している「対馬宗家文書」などわが国由来の図書の引き渡しは韓国側に求めませんでした。これについて出席議員の一人は、「日本に引き渡すよう求めるのが筋だ。今回の外交は一言で言えば、屈辱外交だ」と厳しく批判しました。

また、野田総理は、竹島の領有権問題や新藤義孝衆院議員らわが党国会議員3人が韓国入国を拒否された問題には具体的に触れませんでした。こうした野田外交に「国民は毅然とした外交を望んでいる。今回の総理の姿勢はとても受け入れられない」などの声が上がりました。

小野寺部会長は「これから国会論戦が始まる。委員会で直接総理に確認していく」と述べ、国会で野田総理の外交姿勢を追及していく考えを示しました。