
青年局では5月3日から7日にかけて、鈴木憲和青年局長を団長に、藤原崇青年局長代理、佐藤啓同代理、中曽根康隆国際部長、西野太亮同副部長、山口晋同副部長と、昨年に引き続き日本青年会議所から麻生将豊会頭らが台湾を訪問しました。
前半の日程では、蔡英文総統、頼清徳副総統、陳建仁行政院長(首相)、鄭文燦同副院長(副首相)、游錫堃立法院長(国会議長)、呉釗燮外交部長、朱立倫中国国民党主席、蔣萬安台北市長ら政権・政党幹部、首長と相次いで面会。
蔡総統との会談では鈴木青年局長から「台灣和台灣人是日本和日本人真正的朋友。我們會繼續為台日友好而努力。」「台湾と台湾の人々は日本と日本人にとって真の友達です。これからも日台友好に努めていきます」と台湾の方々に中国語で呼びかけました。さらに、猫2匹と犬3匹を飼っている蔡総統に鈴木憲和青年局長が地元米沢市の笹野一刀彫(一本の木から削り出す伝統工芸)でできた愛猫「蔡想想」をプレゼント。とびきりの笑顔で受け取ってくださいました。
各会談では災害対応における連携、台湾のCPTPPへの加入、東日本大震災の復興や一部で続く食品輸入規制の撤廃、ALPS処理水、半導体の製造や供給、エネルギー問題、民間レベルや若い世代同士の交流促進など、多岐にわたり有意義な意見交換を行うことができました。
また、青年世代の民間交流を推進すべく、台湾の経済団体である三三青年会(陳冠舟会長)との交流会を実施。同会とMOUを締結した日本青年会議所の麻生将豊会頭は日台の経済的な結びつきの重要性に触れ、「民間レベルでの関係強化をリードしていきたい」と意気込みを語りました。
前半の日程を終えた一行は、外交部庁舎で記者会見を行いました。鈴木青年局長からは中国の台頭など緊張感が高まるこの時期に東アジア情勢について直接意見を交わすことの意義を強調したほか、「台湾のCPTPP参加や世界保健機関などの国際機関へのオブザーバー参加を後押しをしていきたい」と力強く語りました。








