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役員会後 二階幹事長記者会見

2020年12月22日(火)10:43~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、昨日、令和3年度予算を閣議決定した。まず、コロナ対策に全力を挙げるために、5兆円のコロナ予備費を措置する。さらに保健所人員体制の強化などを含めて行っていく。
また、グリーンの関係では、高い目標を掲げてCO2排出削減計画を実行する企業に対し、低利融資制度を創設し、デジタルの関係では、デジタル庁設立に加え、マイナンバーカード普及のための市町村の事務をしっかり支援する。
少子化対策については、待機児童解消のために、今後4年間で新たに14万人の保育の受け皿を整備する。
年明けの国会では、補正予算とともに、令和3年度予算の速やかな成立に全力を挙げる。
年末年始は、医療機関の態勢を縮小せざるを得ない時期であるので、国民の皆さんに静かな年末年始を過ごしていただき、感染拡大をなんとか抑えたい。
森山国対委員長からは、国対間で野党に提案していた来年の通常国会召集に向けた議運理事会が、1月7日木曜日14時に正式セットとなった。官房長官から通常国会を1月18日月曜日に召集する旨の発言がある見込み。GoToトラベル事業などについて、明日、国土交通委員会の閉会中審査を午前9時から3時間コースで行う予定。本日10時30分から与野党国対委員長会談を開き、コロナ予備費の支出が25日金曜日に閣議決定される見込みであることを受け、予算委員会の理事懇談会を開き政府から説明を受ける件などについて協議する予定。
末松参院国対委員長からは、明後日24日木曜日に、国土交通委員会を開く予定。10時から13時までの3時間コースとなる見込み。
関口参院会長からは、コロナをはじめ多くの課題があるが、通常国会に向けて十分に準備を行い、参議院自民党一丸となって菅内閣を支えてまいりたい。
世耕参院幹事長からは、コロナ対応で大変な一年であったが、一方、日本の今後の進む道がグリーンとデジタルであることが明確に示された意義ある一年でもあった。来年は、その具体化に向けて目線を高く持って取り組んでまいりたい。
山口選対委員長からは、9月の就任以来、全国の県連に直接足を運び、幹部の方々と意見交換を続け、これまでに13の府県連を訪問することができた。来年以降も引き続き訪問活動を続けるとともに、競合選挙区の調整にも着手し、勝てる態勢をしっかり構築していきたい。
下村政調会長からは、先週は、新たな経済対策、令和2年度第3次補正予算案をはじめ、全世代型社会保障改革の方針案、新たなミサイル防衛システムの整備、令和3年度予算案、第5次男女共同参画基本計画などの審査を行い、年内に行うべき全ての案件の処理が終了した。年内は急ぎの案件が出てこない限り政審は行わず、年明け1月中旬頃に通常国会提出予定法案の審査を開始する予定。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は、特に案件がなければ、1月15日金曜日11時から開催予定。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

年内の役員会および役員連絡会の開催は、本日で最後となります。今年一年、役員の皆様には、党運営に大変なご協力を頂き、改めて心から感謝を申し上げます。 来年も引き続き、コロナとの戦いが続く中で、一方で、各級の選挙が行われることになります。特に、衆議院総選挙も行われることになります。常在戦場という言葉がありますが、常に緊張感をもって対応していくと同時に、この国難に対して、しっかり乗り越えていく努力をしたいと考えております。明年も、皆さんのご協力をお願い申し上げる次第であります。
年明けについては、新年仕事始めは、取りやめることにいたしました。役員会は1月5日9時半から、役員連絡会は10時から、それぞれ本部で開催をいたします。緊急の事態が生じた場合は、当然のことでありますが、別途開催の段取りを取りたいと思っています。


以上です。

質疑応答

TBSです。今朝、自民党の川貴盛衆院議員が、議員辞職願を提出されました。それについての受け止めをお願いします。
直接、まだ我々は伺っておりません。その状況の中ではありますが体調のこととはいえ、大変残念なことで、手術の無事成功をお祈りして、一日も早く回復されることを希望したいと思います。
産経新聞です。関連して、川さんの辞職に伴って来年の4月に補選が行われる予定ですが、現時点での党の候補者擁立の方針についてお願いします。
当然、地元のご意見を十分お伺いをして、地元のご意見にできるだけ添えるようにしたいと思っております。
共同通信です。川さんは、今回現金授受に関する疑惑については今日現在まで、説明をされてないということですが、ご本人の説明責任についてはどのようにお考えですか。
ご本人等の関係者でなければ分からないことですから、ご本人からのご説明に我々は従いたいと思っておりますが、まだ詳しいことは聞いておりません。
毎日新聞です。安倍前総理の桜を見る会の前夜祭に関連して、一部報道で地検特捜部が安倍さんに対し任意の事情聴取を行ったという報道が出ていますが、何かお聞きになっているでしょうか。
聞いておりません。
毎日新聞です。この件に関しては、国会でも安倍さんが異なる答弁をしたのではないかとも言われています。その点について、安倍さんの説明責任あるいは答弁の修正だとかそういう事については何か必要性はお考えですか。
これは、ご本人が考えておられるでしょうから、それを待ちたいと思います。
時事通信です。議員辞職願を出した川貴盛議員であったり、桜を見る会の安倍前総理の問題が浮上していますが、これが菅政権の政権運営に与える影響についてどうお考えですか。
全くないとは申しませんが、このようなことに対して十分お互いに心得て、今後対応していくことが大事だと思っています。
共同通信です。安倍前総理と川貴盛衆院議員について、今日の役員会あるいは役員連絡会で、総理を含めて幹部の方からこのことについて言及はありましたでしょうか。
特にありませんでした。
中国新聞です。次の衆院選の広島3区について、公明党との調整の現在の進み具合と、どういう着地点をお考えかをお聞かせください。また、広島県連は石橋林太郎県議を擁立する方針を決め、支部長にするよう党本部に求めていますが、どのように対応されるかお聞かせください。
まだ十分詳しいことは伺っておりませんから、地元からの報告を待って対応したいと思っております。公明党とは連立を組んでいますから、選挙協力は当然のことです。調整は当然考えておりますが、今、まず我々の方の方針を決めることが最初ですから、今のところまだ調整に入っておりません。
読売新聞です。憲法についてお伺いします。臨時国会では衆院憲法審査会で国民投票法改正案について実質審議入りし、採決に向けて一歩進んでいるような状況ですが、次の通常国会で採決や改憲論議についてどのような展望を考えていらっしゃいますか。
できるだけ努力をしていきたいと思っております。
読売新聞です。それは採決をしていくということでしょうか。
前進させるために努力します。
毎日新聞です。コロナの感染拡大に歯止めがかからないような状況になっていますが、その中で、新型インフル特措法を通常国会で改正した方が良いのではないかという意見が党内からもあがってきています。改正の必要性について、どのようにお考えでしょうか。
慎重によくご意見を聞いて対応したいと思います。
中国新聞です。広島3区について、先程、公明党とはまだ調整に入っていないとお答えになりましたが、いつ頃から調整に入り、どういう着地点を目指そうとお考えでしょうか。
これから必要に応じて対応します。