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役員会後 二階幹事長記者会見

2020年6月1日(月)17:58~18:08
於:党本部平河クラブ会見場

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【冒頭発言】(高鳥筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告致します。
安倍総裁からは、緊急事態宣言が全国で解除されて1週間が経ち、経済社会活動が動き出した。他方で北九州市で感染者数の増加がみられる等まだまだ警戒を緩めてはならない。
次の流行に備え医療提供体制や、検査体制の拡充など万全の備えをしていかなければならない。同時に失業や倒産の連鎖を頻発してはならない。事業や雇用を何としても守り抜いていかなければならない。そのためにも二次補正予算案の早期成立が必要だ。来週早々に、関連法案と共に国会に提出する。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から。冒頭に馳浩議員の永年表彰を行った後、上り案件の処理を行う。
末松参院国対委員長からは、明日は9委員会が開催される。明後日は本会議。所要は1時間25分。
関口参院会長からは、二次補正の早期成立を目指し、参院自民党として全力を尽くす。所要は30分程度の見込み。
世耕参院幹事長からは、明日から役連が再開されることを受け、Zoomで開催していた執行部会をリアルで行う。
下村選対委員長からは、沖縄県議選はすでに5名が無投票当選した。7日の投票日に向け、さらなるテコ入れをお願いしたい。今後、18日告示の東京都知事選、25日告示の鹿児島県知事選が行われる。本日は二階幹事長と都連五役との打ち合わせがあった。なお、鹿児島の三反園知事の推薦はすでに決定している。
岸田政調会長からは、2日と5日に政審を予定している。案件は二次補正関連法案だ。政調の会議も少しずつ平時に戻しつつある。秘書の同席を認めず出席を絞った上で食事も提供しない。ヒアリングに呼ぶ講師は、県境をまたぐ場合オンラインで対応する。感染症対策の課題、コロナ後の社会経済の道筋等、新秩序の下での生活や外交を考える機関を設置する。座長は甘利明先生。6月4日初会合。
鈴木総務会長からは、2日と5日に総務会を開催する。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

緊急事態宣言が解除されましたが、今後とも予断は許さない状況だという真剣さが引き続き必要であります。感染経路を特定しながら、これに対してどう対応していくかということが大切であります。有効な治療薬やワクチン開発も時間がかかるわけでありますが、第二次補正予算案を来週中に成立させ、今後、何が起きても直ちに対応できる体制を作っておく必要があります。一致結束してこれらの課題に対応していきたいと思っております。特にワクチンの開発等については、相当な期間と多額の予算が必要なわけでありますが、それに対して思い切って対応していくという姿勢を自民党としても堅持していきたい、ということを明確にしておきたいと思います。


以上です。

質疑応答

読売新聞です。本日幹事長は都連の五役の方と都知事選を巡って協議されたと思うのですが、内容についてお聞かせ頂ければと思います。
一般論として、色んな課題で話し合いましたが、常に都連と党本部は相協力していこうということであります。今日は具体的な話には及んでおりません。
読売新聞です。幹事長はかねてから小池都知事を評価されてきたと思うのですが、都知事選については小池都知事が出馬を表明した場合、党本部としては支援をしていく考えでしょうか。
これは当然、選挙をやって頂くのは東京都民でありますし、また東京都連の皆さんのお力に負うところが大であります。従いまして、それらの方々のご意見をまとめて、その上で党としての考えを問われればそれを述べるということです。まずは東京都連でお決め頂くということにしたいと思っております。
NHKです。二次補正の成立に関して幹事長からも言及があったということですけれども、予備費が10兆円という規模で予定されておりまして、これについて野党などからは「次の国会を開かないようにするためにこれだけ大規模なものを組んだのではないか」という指摘もあるのですけれども、この10兆円の妥当性についてはどのようにお考えでしょうか。
いつ如何なる時に何が起こっても対応できるようにしておこうということでありますから、特に国会を開かないようにするとか、色んな事を突っ走ってやっていこうとかそんなことではありません。十分、野党の皆さんのご意見もよくお伺いしながら円満に進めていきたいと常に思っております。
日本経済新聞です。予備費10兆円に関しては、政府が自由に使えるお金としては規模が大きい異例の額だという指摘があります。必要な時に対応がとれるようにということでしたけれども、こうしたコロナ下等の事態が将来もあれば、こういった対応は永続的に続いていくということが想定されると思いますが、そういったことも含めて今回こういった対応をとったのは適切であったのでしょうか。
それは、その時の関係者の皆さんや国民、東京都民が決めることであって私が先々まで言ったわけではありません。私は当面の問題に対して幹事長としての責任の上に立って意見を述べているだけです。
時事通信です。マイナンバーについてお伺いします。現在、マイナンバーと銀行口座の紐付けを行うべきだということでPT等において議論が進んでいるのですけれども幹事長としてのご見解をお願いします。
一長一短といいますか、優れた面もあれば、反対を言う人の意見もあるわけです。そこをどう調整していくかというのがこれからの課題だと思います。円満に落着できればいいと考えております。
共同通信です。マイナンバーの件なのですが、コロナの経済対策を進める議論の中で出てきたことかと思います。こういった対策の中で議論が浮上してきたそのものについては幹事長としてはどうお考えでしょうか。
いつ如何なる時でも、何党であろうともご意見が出てきた場合にはそれらに対して真摯に受け止め、丁寧に対応していくことが大事ですから、今回もそれ以上でもそれ以下でもありません。