
12月18日から22日の5日間、自民党青年局は「2023年日本青年台湾研修」に参加しました。この研修は2012年に始まった台湾政府招聘事業の一つで、2019年以降新型コロナの影響で中断、今回4年ぶりに実施されました。自民党からは若手の地方議員や経営者ら13名が参加し、青年局中央常任委員会副議長の須田旭大阪府議が超党派による総勢25名の研修団の団長を務めました。
現地に到着した一行はまず、外交部を訪問。台湾の対日窓口機関である台湾日本関係協会の陳志任副秘書長から台湾の政治・経済情勢や日本との交流の歴史について説明を受けました。
陳副秘書長は「研修を通じ、台湾の政治・文化・歴史に理解を深めるとともに、日台関係の奥深さを感じ、各地元での活動に生かしてほしい」と呼びかけ、須田団長からは「研修の再開に尽力いただき感謝申し上げる。団長として、実り多い研修となるよう力を尽くしたい」と応えました。
意見交換の中では、日本側からALPS処理水に関する科学的根拠に基づいた台湾の冷静な対応に謝意を伝えたほか、2025年の大阪・関西万博への協力を呼びかけました。
また、経済部国際貿易署や台湾における中国との窓口機関である大陸委員会も訪問しました。
現在、台湾では総統選挙並びに立法委員選挙が行われており、日程中には総統候補による政見発表も実施されました。一行は民進党・国民党・台湾民衆党を表敬し、目玉政策や選挙戦略について話を伺ったほか若年層の政治参画などについて意見交換。選挙中にも関わらず、丁寧な対応をいただきました。
日程は台北市内での活動が中心でしたが、700系新幹線をベースに作られた車両に乗車し、半導体などハイテク産業が盛んなことで知られる新竹市も訪問。
一行はサイエンスパークをはじめガラス工芸館、鉄道芸術村やマングローブなどを視察し、科学技術のみならず文化・芸術・自然に触れる機会となりました。
研修の最後に、須田団長は「今回の学びを地域や民間レベルでの連携強化に繋げていくのが我々の役割。それぞれの立場でしっかり汗をかいていこう」と力強く団員に呼びかけました。








