まなびとプロジェクト
第2期「まなびと夜間塾」特別講座(講師:河野 洋平 元総裁「河野総裁時代(自民党下野・政治改革・政権奪還)」)

- 開催
- 2021年7月 7日
- 講 師:
- 河野 洋平 元総裁
- テーマ:
- 「河野総裁時代(自民党下野・政治改革・政権奪還)」
7月7日(水)、第2期「まなびと夜間塾」「まなびとスコラ・オープン講座・憲法に学ぶ『この国のかたち』」の特別講座を開催しました。今回は河野洋平元総裁を講師に「河野総裁時代(自民党下野・政治改革・政権奪還)」と題して講演を行いました。
河野元総裁は、「下野する直前は宮澤喜一内閣で、私は内閣官房長官を務めていた。国内で政治とカネやスキャンダルで『政治改革』が最大の政治課題だった。宮澤総理はイギリスの腐敗防止法を参考に政治改革を進めようとしたが、もっと厳しい改革が必要だとの世論などから内閣不信任案が提出され、自民党からも賛成者が続出し離党者も相次いだことから可決してしまい、解散総選挙を断行した。自民党は第一党の地位を維持したが、非自民7党1会派による細川連立政権が誕生し、宮澤総裁が辞任されて私が総裁に就任した」と、総裁に就任した経緯を話しました。
そして「政治改革は、『選挙制度改革』へと変化しながらも、細川内閣で衆議院では可決したが、参議院では社会党内の混乱により否決されてしまった。私は野党ではあるけれども、議会第一党の総裁として、選挙制度は多数決で決めるものではなく、各党合意で決めるべきだと判断した。まず細川総理と会談し他党とも党首会談を行い、現在の選挙制度につながる小選挙区比例代表並立制の導入になった。その後は、連立政権内が分裂する事等から、議会第一党と第二党で安定した政権運営を行うべきだと判断し、『自社さ』連立で政権復帰を果たした」と、政権奪還の経緯について詳細に述べられました。最後に河野元総裁からは、「自民党の議員は、『多様な意見』と『理想』を掲げ、そして大いに議論し、決まったことには従う姿勢を常に持ち続けてもらいたい」と激励しました。
詳しくは下記動画をご覧ください。
https://youtu.be/KRSS2cXunCs
講演録は下記をご覧ください。
2021.07.07 第2期・特別講座「まなびと夜間塾」河野洋平先生.pdf




