まなびとプロジェクト
第2期「まなびと夜間塾」特別講座(講師:ノンフィクション作家 保阪 正康 氏「石橋湛山の65日 首相の格は任期にあらず」)

- 開催
- 2021年6月 1日
- 講 師:
- ノンフィクション作家 保阪 正康 氏
- テーマ:
- 「石橋湛山の65日 首相の格は任期にあらず」
6月1日(火)、第2期「まなびと夜間塾」「まなびとスコラ・オープン講座・憲法に学ぶ『この国のかたち』」特別講座を開催しました。講師には、ノンフィクション作家の保阪正康氏をお招きし、「石橋湛山の65日 首相の格は任期にあらず」と題してご講演いただきました。
保阪先生は「石橋湛山は、戦前は東洋経済新報社の経営に参画しながら言論界で活躍し、戦後の吉田内閣では大蔵大臣に任命されるが公職追放された。追放解除後には保守合同を経て、実質的な最初の自民党総裁選挙で第2代総裁に選任され総理大臣となった。しかし、残念ながら体調悪化により、在任期間はわずかに65日だった。従って、内閣としては見るべき実績や成果はなかったが、私は戦前から石橋が貫いた、『小日本主義』『軍事主導に反対』『論理の一貫性』に関しては、その後の岸信介総理から今日に続く自由民主党の活動の中のDNAになっている」と石橋総理の思想や考え方について解説されました。
また「明治維新から終戦までを『近代』、終戦から今日までを『現代』というが、ほぼ同じ77年ずつを合わせて『近現代』と呼んでいる。明治維新以来この154年間、日本は二つの国家(帝国主義国家とアメリカンデモクラシー国家)として歩んできた。しかし今のコロナ後、この国は再び大きく変化すると思う。その時こそ、政治家をはじめ、現代を生きている皆さんが、日本をどういう国にしていきたいか真剣に考える時だ」と述べられました。
詳しくは下記動画をご覧ください。
https://youtu.be/pjUvhlgGDlM
講演録は下記をご覧ください。
2021.06.01 第2期・特別講座「まなびと夜間塾」保阪正康先生.pdf



