
- 開催
- 2021年2月19日
- 講 師:
- 作家 竹田 恒泰 氏
- テーマ:
- 「日本を楽しく学ぼう」(公家の政権700年)
2月19日(金)、第2期「まなびと夜間塾」「まなびとスコラ・オープン講座・憲法に学ぶ『この国のかたち』」の開講講座が開催されました。
講師には、作家で明治天皇の玄孫にあたられる竹田恒泰先生をお迎えし、「日本を楽しく学ぼう」と題して講演されました。
竹田先生は、「学校で学ぶ日本史は、歴代の政権の歴史を学ぶが、『天皇』を軸とした歴史を学ぶ必要もあると思っている。日本の天皇は世界最古の王朝であり、ここまで長く続くには大きな理由があるからだ。日本も3世紀頃までは豪族間で戦争が繰り返されてきたが、その後、大和政権を中心に戦争を止めようという国家観に変化し、当時の天皇の子孫が全国の豪族たちと婚姻関係を結んでもいいのではないか」と解説されました。そして、「憲法はどこの国でも同様だが、日本でも戦前・戦後を問わず、第1条には国のかたちとして『天皇』について書かれている。現行憲法では、日本国の象徴と記されているが、こうしたことは『古事記』『日本書紀』にまで遡ることができる。そこでは『万世一系の天皇之を知らす』とある。この『知らす』という言葉が、戦前では『統治』であり、現在では『象徴』となっているだけで、日本の天皇は神武天皇から今上天皇まで全ての天皇が国の隅々までを『知る』ための努力をされてきたのであり、国の中で変化や災いが無いように『祈る』存在として現在まで続いている。そして文章になっていないだけで、国家がある以上、昔から不文ではあるがこの国のかたちとしての『憲法』は必ず存在してきた」と述べられました。
講座後、リモート参加者からは、「憲法改正と天皇」「皇室の存続について」「皇位継承」等についての質疑応答がなされました。
詳しくは下記動画をご覧ください。
https://youtu.be/PDMeMdIKLVQ



