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まなびとプロジェクト

講座憲法歴史

第12回まなびと夜間塾を開催しました

投稿日:2020.09.07

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第12回まなびと夜間塾を開催しました
開催
2020年9月 4日
講 師:
西 修 駒澤大学名誉教授
テーマ:
「日本国憲法」

9月4日(金)、「2020まなびとスコラ・オープン講座 日本の近現代史から学ぶ憲法 『まなびと夜間塾』」の第12回講座が行われ、今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、Web会議システムでのリモートと収録での開催となりました。講師には駒澤大学名誉教授の西修先生をお招きし、「日本国憲法」と題してご講演いただきました。
 西先生からは、「私は、1980年代に日本国憲法の草案に携わったGHQのケーディス大佐はじめとする多くの関係者に直接会い、憲法草案策定の経緯や内容について聞いた。彼らは皆、真剣な思いを込めて策定したとのことだった。結果としてわずか10日前後で修正案が出来上がったが、その後は日本側の議会(衆議院・貴族院・枢密院)でも独自に議論し、修正を加えている条文も数多く存在するのである。しかし、策定当時の事実関係とその後の政治情勢の変化によって改正されずに今日まで来てしまった。憲法草案を策定した彼ら自身も、一度も改正が行われていないことに驚いていた」と語り、占領の混乱期に憲法草案が策定された事実と、憲法改正がなされていない現状について詳細に解説しました。
 そして、「世界190か国近くの憲法を全て調べたが、日本国憲法は古い憲法から4番目となる古いものだ。更に、自国を自国で守るための『緊急事態条項』の条文がない憲法は、日本国憲法だけだった」と述べ、世界各国と日本国憲法を詳しく比較し、改正の必要性を改めて説明しました。
 講演後、「なぜ日本国憲法は改正できないのか?」「日常生活や他の法律の文言と乖離する条文もある」「新たに加えるべき権利義務もあるのではないか」といった闊達な質疑応答が行われました。

詳しくは下記動画をご覧ください。
https://youtu.be/CjrW0sWaOA0

講演録は下記をご覧ください。
2020.09.04 第12回「まなびと夜間塾」西修先生.pdf

第12回まなびと夜間塾を開催しました
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