開催日:平成28年3月28日
講 師:越智 隆雄 衆議院議員
テーマ:「日本の金融・資本市場の活性化に向けた課題」
3月28日(月)「まなびとプロジェクト―異業種勉強会との交流」を開催しました。今回は、若手・中堅による政策勉強会の皆様を対象に2年前に一度講師としてお越しいただいた、越智隆雄衆議院議員に「日本の金融・資本市場の活性化に向けた課題」と題して、ご講演いただきました。越智議員は、金融関連の仕事を13年間携わり、その後政府でも内閣府大臣政務官として金融関連に務めてきました。そこで今回は、一政治家が金融をどう捉えているのかという観点から、活力ある資本市場と家計の安定的な資産形成の実現、ガバナンス改革による企業価値の向上、IT技術革新の金融分野への積極的取り込み、アジアの金融インフラ整備支援などについて詳しくお話しいただきました。その中で、フィンテックと呼ばれる金融・IT融合の動きは、従来みられなかったような多様な金融サービスの提供等で顧客利便の向上をもたらすとともに、将来の金融業・市場の姿を大きく変えていく可能性があり、フィンテック金融がどう変化し、どう活性化するのか。そして今後、リテラシーをどう固めていくのか、リスクマネーをどうやって日本で作っていくのかなどの注目点を述べられ、充実した内容に参加者からも専門的な意見があり、政策につながるような活発な会となりました。