開催日:平成26年4月23日
講 師:中川俊直 衆議院議員
テーマ:「自民党の考えるIT戦略について」
対 象:東洋大学経済学部・山田肇教授ゼミの皆様
4月23日(水)、第47回まなびとプロジェクトが開催されました。参加されたのは、東洋大学経済学部の山田肇教授のゼミ生23名。講師には、ネットメディア局次長・IT戦略特命委員会事務局長の中川俊直衆議院議員を招き、「自民党の考えるIT戦略」について講演・解説されました。中川議員からは、「安倍内閣の成長戦略の第3の矢の内、最も中心となるのが『世界最高技術のIT戦略』だ。今、実質で名目GDPが920兆円と言われるが、その内の1%弱の8兆円強がIT関連でのお金といわれている。最近はITではなくてICTという呼び方に変わってきているが、コミュニケーションをもっと強めていこうというものだ。今後、人口減少社会を迎えるに当たり、パソコンやスマートフォンといった領域を超えて、健康管理や流通、自動車の安全運転化等多様な分野に更に入り込んでいくものと確信している。そうした結果、医療費の抑制や交通事故の劇的な減少等、国家予算の抑制にもつながると思う。
ところで、日本政府内のサイバーテロの攻撃に対する抑止体制があまりにも脆弱だ。9秒で1回の攻撃が行われると言う。そうした防衛のためのインフラの整備は遅れいているため、官民挙げて、思い切った整備体制が必要だ。遠隔操作で交通インフラや原発施設、大型施設の制御管理等への攻撃は、映画を見るまでもなく、簡単に可能な世の中となっている。この点は急がなければならない」と述べられました。
講座後は、参加学生と質疑応答や建設的なディスカッションが行われました。