開催日:平成25年11月22日
講 師:古屋圭司 国土強靭化担当大臣・
テーマ:「日本の海洋資源開発」について
対 象:J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)の皆様
11月22日(金)、第43回まなびとプロジェクトを開催しました。今回は、J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)に所属する皆様を対象に、講師に古屋圭司国務大臣を招いて、「日本の海洋資源開発」について、講座を行いました。冒頭、古屋大臣からは、国土強靭化担当、防災担当大臣の立場から、「東日本大震災と福島第1原発の事故を経験し、将来起きるであろう、首都圏直下型地震、東海・東南海・南海地震に備えるため、国土強靭化が必要だ。そのため、今国会において、『南海地震、首都直下型地震の特別措置法』を制定し、国の責任、地域の責任、国民の生命をどのように救うのか、国の考え方を示した。また、地震に限らず日本は災害が多い国土だ。しかし逃げるわけにはいかない。過去の先人たちの知恵や言い伝えも大切にしながら、必ず克服できると確認している」と、担当大臣としての現状を話されました。続いて古屋大臣からは、「原発の悲惨な事故を体験したが、世界史上初となる廃炉に向けた作業を体験している。こうした技術の蓄積も大切である。そして、従来は商業ベースの採算性の問題などから疑問視されてきたハイドロメタンやシェールガスの研究は開発分野も、真剣に取り組み出している。更に、中東に依存してきた石油だが、今後は米国などは石油輸入国から石油輸出国へと転じていく。こうしたことは、世界の安全保障や外交関係を根本から見直しが迫られる大きな課題となる。ロシアの天然ガスのパイプラインの敷設なども現実味を帯びている。従って、近い将来は、中東一極集中してきたエネルギー政策だが、日本の技術力と新しい海洋資源等の活用などで、世界情勢までもが大きく変容するにちがいない」と述べられました。