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まなびとプロジェクト

第36回まなびとプロジェクト(講師:城内実外務大臣政務官)を開催しました

投稿日:2013.03.11

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第36回まなびとプロジェクト(講師:城内実外務大臣政務官)を開催しました
第36回まなびとプロジェクト(講師:城内実外務大臣政務官)を開催しました

第36回まなびとプロジェクト(講師:城内実外務大臣政務官)を開催しました
第36回まなびとプロジェクト(講師:城内実外務大臣政務官)を開催しました

開催日:平成25年3月1日
講 師:外務大臣政務官 城内 実 衆議院議員
テーマ:「日本外交について考える」
対象:J−NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)

 3月1日(金)、第36回「まなびとプロジェクト--異業種勉強会との交流--」が行われました。参加者はJ−NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)の皆様。講師には、外務大臣政務官を務める城内実衆議院議員を迎え、「日本外交を考える」をテーマに講演を頂きました。 
 講演の中で城内政務官からは、「私が国会議員を志したのは、小泉内閣当時、田中真紀子外務大臣や鈴木宗夫議員等による、外務省を舞台とした政争や誤った政治主導に直面していました。そこで微力ながら何とか政治のあり方を変えたいとの思いを抱いておりました。通説では、当時の安倍晋三官房副長官に説得されたと言われますが、実は、日独議員連盟で活躍された浜松出身の原田昇左右先生から何度も説得されて決心しました。その後、妻や両親はじめ親族に猛反対されましたが、外務省を退官し、初めは無所属で立候補するなどして、今日に至ります。その間、無所属が長かったため、頼れるもの等あまりない事から、地域密着型で地元を走り回る事を心掛けておりましたが、外務大臣政務官に就任させて頂きました。
 『外交』についてですが、イギリスの外交官、ハロルド・ニコルソンが外交について、㈰交渉=技術的側面と㈪政策=政治的側面があると定義しております。つまり㈰は訓練された外交官の分野で㈪は政治の責任について説いております。先日、アルジェリアで痛ましい事件が起きました。私は出張先から現地に赴き交渉をしました。多くは語れませんが、その場で日本の政治家は私だけだった事から、交渉の過程で私が人質の身代わりになる覚悟もしました。つまり、政治主導とは、政治家が責任を負うことであり、官僚は交渉や知恵を出すことだと思います。これは外交面でも同じこと。そして中曽根元総理が常々言っておられますが、外交には『人脈』、インテリジェンスが必要な世界です。そしてそこから『情報』を得るのですが、これは一長一短には行きません。長い年月の積み重ねがどうしても必要になってきます。
 『外交とは何のために行うのか』ですが、これは国益を守り、国民の生命財産を守り、国の独立を守ることに尽きます。私は更に、日本の歴史、文化、伝統を体現されておられる125代続く天皇陛下、『國體』を守る事だと考えております。世界には、多様化し複雑な価値観を持っている国々がありますが、100%理解し合う事は無理です。そこで国益をどう守るかについて、西部邁先生や西田昌司先生は国益の定義として、㈰文化の方面㈪社会の方面㈫経済の方面㈬政治の方面と説いておられます。これは国防のあり方やTPP等についても言えることだと思います。
 私は『独善的、排他的な保守』には賛同できません。エドモンド・バークの言う『保守せんがために改革』することだと思います。日本は古来より、外の世界から様々なものを吸収して広がりのある大きくなる保守を繰り返して参りました。今でもその考え方は生きていると思います。そして欧米諸国と民主主義という価値観では共有できていますが、日本の國軆は日本人しか守れないのです。そして日本人とは、今生きている国民だけでなく、先祖や子孫も国民なのです。
 今回は、外交について総論的な話をしましたが、各論、具体的な事項についても是非、2度目、3度目も講師として呼んでもらいたい」と述べられました。

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