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まなびとプロジェクト

第30回まなびとプロジェクト(憲法スペシャル:講座③・講座④)を開催しました

投稿日:2012.06.07

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第30回まなびとプロジェクト(憲法スペシャル:講座③・講座④)を開催しました
第30回まなびとプロジェクト(憲法スペシャル:講座③・講座④)を開催しました

第30回まなびとプロジェクト(憲法スペシャル:講座③・講座④)を開催しました
第30回まなびとプロジェクト(憲法スペシャル:講座③・講座④)を開催しました


開催日: 平成24年6月1日
講 師: 講義③・石破 茂 前政務調査会長
講義④・山谷えり子 参議院議員
テーマ: 講座③・「憲法改正で日本はどう変わるのか、変えていくのか」
講座④・「日本の国柄と憲法」
対 象: J―NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)

 5月31日(木)、6月1日(金)の両日、第30回まなびとプロジェクトが開催されました。今回は「憲法スペシャル」と題し、4月28日の主権回復60周年を記念して自民党が発表した「憲法改正草案」について、2夜連続で4講座実施しそれぞれの分野についてのポイントを分かりやすく講演頂きました。 6月1日(金)、憲法スペシャルの第2夜目の講座が行われ、講座③には石破茂前政務調査会長、講座④には山谷えり子参議院議員がそれぞれ講師に当たられました。

講座③ 講師:石破 茂 前政務調査会長

 石破茂前政務調査会長より、「憲法改正で日本はどう変わるのか、変えていくのか」と題して講座が行われました。石破議員からは、「この党はそもそも、何をする政党なのか?それを誠実に語ってこなかったのではないでしょうか。現行憲法はわが国が独立していない時に作られました。そして講和条約締結後、独立してからは、独立国家に相応しい憲法を作るために先人が努力し、自由民主党が結党しましたが、自主憲法制定のチャレンジをしてきたのでしょうか。もう一度原点に戻り、自主憲法を作ろうと議論して出来上がったのがこの憲法改正案です」と、過去から現在までの自民党の変遷をまず、話されました。更に石破議員からは、「東日本大震災・大津波・原発事故の際に『国家非常事態宣言』が出されませんでした。これも規程が無いから当たり前です。権利や自由が保障されておりますが、日本国そのものが存亡の危険に晒された時には、国の独立を守るため、期限を設けて国民の権利を制限することは当たり前です。今回の改正案では盛り込まれました。つまり、軍隊の規程と国家非常事態の規程が現行憲法には無い。なぜなら憲法制定時に独立していなかったからです。従って、この現行憲法は一刻も早く改正しなければ、独立国家たり得ないと信じております。それを成し得るのが自民党の存在理由だと思います」と、自民党にとって憲法改正は当たり前と述べられました。そして「現行憲法の前文と9条がセットになっているが、平和を愛好する諸国民ではない国家も存在するが、国家の独立規程も無いことから、領土・領海・統治機構といった主権の3要素が侵された事案(竹島・尖閣・拉致)に明確に対処できないわけです。日米同盟にしても、米国の国益が合わないと判断されたら破棄されます。それほど時間も無いと思うので、国家とはどうあるべきか?わが党が国民を信頼して、誠実に憲法改正の必要性を語るかどうかにかかっているのです」と、一刻も早い憲法改正の必要性も話されました。

講座④ 講師:山谷えり子 参議院議員
 第4講座は、山谷えり子参議院議員より、「日本の国柄と憲法」と題して講演を頂きました。山谷議員からは、「憲法はその国がどういう国なのかを表す鏡だと言われます。現行の憲法はどうでしょう?色々と問題が多いことは言うまでもありません。私は昭和25年の生まれですが、当時はGHQによって占領されておりました。学校では、歴史・地理・修身(道徳)の授業や教科書は著しく制限されておりました。そうした時代に、憲法、教育基本法、皇室典範といった国の根幹をなす法律が制定され、独立後も改正されずに参りました。そこへ昨今のゆとり教育も相まって、地理も十分ではありませんでしたから、竹島・尖閣・北方領土が分からない国民が大変多い。都道府県さえ十分には教えられていませんから。そもそも、日本の国柄とは何でしょう?アメリカやフランス、イギリスの人達は自国の国柄をわりとよく語ります。皆さんはどうですか?これも歴史の教育に問題があると思います。今年は日本最古の歴史書『古事記』が制定されて丁度1300年に当たります。この古事記の中には日本人の自然観、宇宙観、歴史観、平和を願って建国された日本の成り立ちが記された日本人の原点です。神々が日本の領土を生み、あらゆる生命が神から生まれ、神が宿る価値観が表わされております。新渡戸稲造も日本人にとって領土とは、神々が生み、ご先祖様からお預かりしているのだから大切にと説いております。そこが他国の価値観と大きく違う点でもあります。日本は今年、皇紀2672年で、神武天皇が即位され、今上天皇まで125代男系で続いてきた世界最古の国です。一方で、世界最先端の科学技術を有する国でもあります。こうした歴史を再認識し、自民党の制定した憲法改正案を読むと、伝統や文化に培った誇りなどの国柄が良く分かるとおもいます」と、豊富な資料をもとに詳細な解説をされました。

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