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まなびとプロジェクト

第27回まなびとプロジェクト(講師:石井浩郎参議院議員)を開催しました

投稿日:2012.03.21

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第27回まなびとプロジェクト(講師:石井浩郎参議院議員)を開催しました
第27回まなびとプロジェクト(講師:石井浩郎参議院議員)を開催しました

第27回まなびとプロジェクト(講師:石井浩郎参議院議員)を開催しました
第27回まなびとプロジェクト(講師:石井浩郎参議院議員)を開催しました

開催日:平成24年3月14日
講 師:石井浩郎 参議院議員
テーマ:「リスク高きを恐れるな ― 私の行動基準」
対 象:早稲田大学OBによる若手ビジネスマン「大隈塾稲門会」

 3月14日(水)、「第27回まなびとプロジェクト」が開催されました。対象は、早稲田大学OBの若手ビジネスマン「大隈塾稲門会」所属の皆様。講師には同大学OBで元プロ野球選手の石井浩郎参議院議員を迎え、「リスク高きを恐れるな―私の行動基準」と題して講演と懇親会が行われました。
 石井議員からは、「地元秋田県は、文武両道を掲げ、スポーツも盛んです。少年時代から野球を初め、高校では甲子園出場は叶わなかったが、6大学野球、特に早慶戦に憧れて早稲田大学へ進みました。
 大学時代には、上下関係が大変厳しく自分の考えや意見などは通用しない厳しさを学びました。その後の社会人野球のプリンスホテル時代には、野球に対する考え方や技術の向上、チーム内での競争の激しさを学びました。特に、社会人野球はトーナメント方式なので、負ければそれまでという厳しい環境にも置かれていました。その後、ドラフトに指名され、当時の近鉄バファローズに入団しました。入団後に感じたことは、チーム内外にそれこそ一流選手が勢揃いしているわけで、それまでの自分の少しの自信などは簡単に潰えてしまいました。自分が短距離バッターかと思う程、凄い選手が大勢いましたから。その後、巨人、横浜ベイスターズ等、13年間、プロ野球でプレーしました」と自己紹介されました。
 その後は、参加者との質疑応答や懇親会が行われましたが、主な質疑応答は以下の通りです。

質問1:政治家、自民党の参議院議員に立候補を決意した理由?
石井議員:前の衆議院選挙で自民党は野党に転落しましたが、地元秋田県では、自民党所属の国会議員がゼロになってしまいました。また、民主党のマニュフェストには無理があると思っておりました。民主党はいきなり「公助」を実施する社会主義に映りました。そして民主党の言う無駄を省けばという部分も疑問でした。結果、16.8兆円のうち、7000億円しか削れない結果となりました。そうした頃、一昨年の参議院選挙で自民党からお話しを頂き、自民党の公約を見ると、「自助・共助、公助」と、バランスの取れた社会像を掲げていました。地元秋田でも、自民党の議席は必要で、もう一度、自民党が立ち直るべきだとの思いから立候補しました。

質問2:プロ野球から会社経営、そして国会議員へと歩まれての感想は?
石井議員:よく違いを聞かれますが、人の信頼という点では同じだと思います。プロ野球時代、チームで4番を打ち続けるには、技術だけでは駄目で、チーム、球団、ファンからの信頼が無ければ務まらない。会社の経営も社員と顧客の信頼が無ければ通用しません。そして政治家は、有権者との信頼がストレートに問われるわけですから、信頼ということでは同じです。

質問3:最近のプロ野球についてどう思いますか?
石井議員:引退後、西武ライオンズの二軍監督の経験もありますが、子どもたちの教育で、競争をさせない風潮があります。その悪影響がプロ野球にも広がっています。チーム内といえどもライバルですが、選手同士が友達として家族ぐるみのお付き合いをしている。自分が現役時代には、明日の先発投手などは親の仇と思って打席に立ったものです。今は他のチームの選手でもお友達。これでは厳しい競争の果てにレギュラーポジションを勝ち取るものだとプロに改めて教えなければならない状況なのです。アメリカのメジャーリーグに行ったダルビッシュ選手も会見で言っていましたが、登板の前日に相手チームの選手から打てないから手加減してなどと言われて、勝負する前からお友達関係を出されてしまっては、もう日本での活躍は望めないと思ったそうです。こうした風潮を改めないと、他のスポーツも同様ですが、プロ野球が益々、つまらなくなり衰退していくと思います。

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