
- 山口県
- 開催
- 2023年8月26日
- 講 師:
- 古賀 友一郎 中央政治大学院副学院長
- テーマ:
- 「財政問題を通じて日本の処方箋を考える」
8月26日(土)、自民党山口県連政治学校「やまぐち政治塾」第10期・第2回講座を開催し、講師の中央政治大学院副学院長の古賀友一郎参議院議員が「財政問題を通じて日本の処方箋を考える」と題して講演しました。
古賀副学院長は「日本の国債残高は1000兆円を上回りGDPの2倍を超えており、主要先進国の中で最も高い水準にある。また、バブル経済崩壊後の90年代初頭から経済の低迷や景気の横ばいの状況が続いている。経済再生と財政健全化の両立を図るためには、潜在的な成長率の底上げにつながる経済分野の開拓と投資を徹底して行い、社会課題の解決に重点を置くべきだ。そして中長期的な視点を重視した経済財政運営に取り組み、持続可能な経済成長を実現していくべきである」と現状を解説しました。
更に「今後の掲載政策の在り方として、歳出全体を通じた優先順位の明確化や、成果志向の歳出を行うことが必要であり、本年度末に『新経済・財政再生計画工程表』を改定していく。新たな拡充を要する課題について、効果的・効率的な支出の徹底を図るべくエビデンスに基づくPDCAを早急に構築する必要がある」との話がありました。

