開催日:平成28年2月13日
講 師:第1講座 福田峰之 衆議院議員
講 師:第2講座 山村明義 ジャーナリスト
テーマ:第1講座「マイナンバー制度について」
テーマ:第2講座「日本地方政治の政と神道の祭事」
2月13日(土)、第5期自民党ぎふ政治塾第6回講座が開催されました。
第1講座では、神奈川県選出の福田峰之衆議院議員をお招きし、「マイナンバー制度について」と題して講義をしていただきました。福田議員はマイナンバー制度を作った際から関わっており、その経緯について話していただきました。国内には生年月日・氏名が同じ人が何人もおり、自分自身を証明できるものは非常に限られています。そういった状況が「消えた年金」などの問題を発生させてしまいました。マイナンバー制度は今までバラバラで管理されていた社会保障や税などを国民一人ひとりに与えられた個人番号で管理するため、個人を識別する手段としては大変有効です。しかし、制度についてメディアからは間違った情報が流れ、国民に誤解を与えているのが実情です。塾生に「カード発行申請した人」を質問した際に1人しか申請していませんでした。必要性や利便性が広まっていないのが現状であり、きちんとした理解をすることが重要だと思います。「将来的には、現在お財布の中にあるあらゆるカードの機能がマイナンバーカードに集約される」と話され、塾生もマイナンバー制度の利活用について理解が深まりました。
第2講座では、作家・ジャーナリストの山村明義氏をお招きし、「日本地方政治の政と神道の祭事」と題してご講演いただきました。山村さんからは、憲法や神道はGHQによって戦後の方向性・内容が決められ、現在でもその根幹は変えられていません。憲法改正については、国会で議論されつつありますが、まだまだ消極的な意見が多くあります。神道については日本の神社には日本人が多く参拝するようになってきており、少しずつではありますが時代や人の考え方が変化してきています。この2つは同じような運命をたどっており、関係性を比較しながら、今の時代に合ったものに改める必要があるということを丁寧に説明されました。
年末に塾生有志による三重修養団の研修を行い、神道について学び、伊勢神宮の参拝を行ってきましたが、今回の講義を聞いてより深く理解することができ、有意義な授業となりました。