開催日:平成27年12月12日
12月12日(土)、自民党「ぎふ政治塾」第5期・第4回講座が開催されました。
講義に先立ち、猫田孝主宰からの挨拶の中で、「今開会中の県議会の内容と、ご自身の経験から後援会作りをどのように行ったらよいか」などをお話しいただきました。当選12回というベテラン議員から、多くの方に指示していただくためのノウハウを教えていただき、大変参考になりました。
第1部では、各務原市選出の松岡正人県議会議員をお招きし、「時局講演」と題して講義をしていただきました。県議会議員だった父親が「政治家になりたい」と相談に来る人に「選挙に勝つためには自分のために馬鹿になってくれる人が何人いるか」と質問していたのを聞き、後援会作りということで、5人くらいの会をたくさん作っていくことから始めたことや松岡県議が議員になって感じる首長と議員の違いについてなど幅広い内容をお話しいただきました。今回の講義の中で松岡県議は何回も「やらなあかん」と話されました。県政報告やホームページのキャッチフレーズとなっていますが、その言葉どおり無理だと他人から言われてもやり遂げるという意識で絶対に諦めずに取り組んでやり遂げたことがたくさんあり、強い気持ちが大切だと教えていただきました。「政治家は当選して何もしなければそのまま時は過ぎていくため楽だが、何かルールや目標を決めてやらなければならない」と話され、松岡県議の熱い姿勢に塾生も刺激を受け、「ねばり強い姿勢が政治家には必要だと感じた」などさまざまな反応がありました。
第2部は松下政経塾政経研究所の研究員西野偉彦氏をお招きし、「18歳選挙権へ!主権者教育をどう進めていくのか~国内外の実践例を参考に~」をテーマにご講演いただきました。来年の参議院選挙より選挙権が18歳以上に引き下げられます。これまでも若者の政治離れなどと言われていますが、若い世代にどのように政治に興味を持ってもらうのかは、これからの日本の大きな課題であると思われます。海外では16歳選挙権などの国もあり、政治に関心を持ってもらい、投票に行くよう学校教育の現場でいろいろな試みがされています。「身近なことを決める過程に関わることが政治参画」と話され、海外の実践例を参考にどのように政治的中立性を保ちながら教育していけばいいのかを教えていただきました。実際に日本でも模擬投票などを授業に取り入れて実践されており、関心度が高まるという結果もでていることから、政治と若者の関わりについて考えることができました。質疑応答では時間が足りないほどの質問があり、大変有意義な授業となりました。
塾終了後には、JR岐阜駅前にて塾生有志による街頭演説を行いました。渡辺猛之塾長や岐阜市選出の長屋光征県議会議員が参加してくださり、緊張する塾生もいましたが、盛大な街頭演説会となりました。