開催日:平成26年5月14日
講 師:越智隆雄 中央政治大学院副学院長
テーマ:「2050年の日本の国家像を考える」
5月14日(水)、第14回まなびとスコラを開催致しました。
今回は、中央政治大学院副学院長を務める越智隆雄衆議院議員を講師に、「2050年の日本の国家像を考える」と題してディスカッションを行いました。冒頭、越智議員からは、「2050年に日本がどうなっているのか答えは無い。ただ、少子高齢化が進み人口減少を迎えることは間違いない。そうした前提で、2050年を見据えることはできると思う。日本は、明治時代は人口が5000万人だったが、それが今は1億3000万人。そして2050年頃にはまた5000万人位になる。こうしたことは、人類が今まで経験したことのない社会状況だ。更に言うと、国民の4人に1人から3人に1人が65歳以上の人口となり、子供や学生を含めると、国民の半分が働かない国という現実を迎える。このことも、人類史上初めて経験する事だと思う。2016年までは安倍総理による助走期間で、2020年の東京五輪を契機として、どうするかが大きなポイントとなる。大きな流れの中から見て、2050年の政治・経済・国土利用・国と地方・生活・社会保障・人口・文化・食糧・エネルギー・安全保障・外交等を皆さんも考えて頂きたい」と述べられました。その後、少子化対策や外交問題、人口減少に伴うビジネスモデル、ICTインフラ等、広範囲の議論が行われました。