このページの本文へ移動

インターンシップ/学生

「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました

投稿日:2012.02.22

ポスト シェア LINEで送る

「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました

「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました
「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました

「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました
「まなびとユース政経ワークショップ」が開催されました

開催日:平成24年2月17日
講 師:(自民党本部)大島 理森 副総裁
    (勉強会)  市東 久 クレディ・スイス銀行東京支店長

 2月17日(金)、中央政治大学院では、大学生を対象に「まなびとユース・政経ワークショップ」が開催されました。当日は、国会議事堂見学、自民党本部見学、ビジネスリーダーを迎えての勉強会を実施いたしました。各プログラムの概要は、以下の通りです。

◎国会議事堂(衆議院)見学
 国会議事堂(衆議院)の参観を行いました。「現在の議事堂建設計画は、明治14年の国会開設時に決定した時代まで遡る。その後、仮議事堂を建設したものの、相次ぐ火災や関東大震災による工事の遅れなどの苦難を経て、一般公募のデザイン採用により完成したのは昭和11年広田弘毅内閣の時である」こと。そして「衆議院の本会議場の広さは450畳で480人の議員数。細部にわたる装飾の意味、参議院本会議場との違いや諸外国議会との比較」や「総工費は当時の国家予算の約1%が費やされ、3つの部品以外は全て国産材が使用されている」ことから「永田町の町名の由来」に至るまで、詳細な解説をして頂きました。

◎自民党本部見学
 事務局スタッフにより自民党本部の説明が行われました。昭和41年に完成したことや、昭和59年には過激派による放火事件があったこと、歴代総裁の肖像画が掲げられている8階のホールでは、総裁選挙や両院議員総会の開催の際に使用されるが、橋本龍太郎総裁の時にアーノルド・シュワルツネッガー氏が登壇され、橋本総理と対談を行った等のエピソードが説明されました。
 その後、大島理森副総裁を表敬し、副総裁からは「皆さんのいる部屋は総裁応接室だ。歴代総裁の写真が掲示されている。いわば戦後復興、高度経済成長から今日に至るまでの政治を担ってきた中枢だ。そして24人の総裁を見ると、大平総裁、鈴木総裁、中曽根総裁の時代を経て平成の時代に入った海部総裁の時代が、今日に直結する大きな時代の転換点だったのではないか」等の自民党の歴史について解説されました。

◎ビジネス・リーダーを迎えての勉強会
 クレディ・スイス銀行の市東久東京支店長を講師にお迎えし、「金融の仕事」と題して講演して頂きました。市東支店長からは、「学生時代にニクソンショックを体験し、世界を相手とする仕事を目指して、当時の東京銀行に入行した」ことや、「その後、外資系の今の銀行に移ったが、痛感したことは、英語力やそれまでのキャリアを活かすこともさることながら、かつて新渡戸稲造が『武士道』を著した様に、日本人のアイデンティーとは何かを常に考えさせられる」と市東氏。その上で「受験のための歴史ではなく、天皇家・皇室をはじめとする、今日まで営々と紡がれて来た生きた歴史や伝統、文化等を常に自分で考えて簡潔に説明できるような訓練を積んでもらいたい。そのためには良書の読書は欠かせない」と講演されました。

◎参加者の感想
「とても有意義な時間だった。国会見学での説明は大変興味深く、国会議事堂があれほど色んな意味と意図に満ちているとは想像もしていなかった。自民党本部見学ではユーモラスなお話も織り交ぜつつ説明が大変面白かった。そして、まさか大島副総裁にお目にかかれるとは思いもしなかった。中央政治学院のイベントにはいつも嬉しいサプライズがあり、とても感謝している。市東先生の勉強会は恐らく一生私の記憶に残ると思う。一線で活躍されている方の培ってきた考えや思想を直接聞かせていただける機会はそうそうないと思った。」

ページトップへ