中央政治大学院は8月24日、大学生・大学院生を対象に「まなびとsummer school『夏季一日学校』」を開催しました(スケジュールは下記参照)。
当日は全国から42名の学生が出席し、大島理森副総裁、古屋圭司学院長等の講座を熱心に受講されました。
講座終了の後、谷垣禎一総裁出席の下、閉校式が執り行われ、受講生全員に古屋学院長より修了証が一人一人に手渡されました。
その後の懇親会では、石原伸晃幹事長出席の下、まなびとプロジェクトに参加経験のある社会人(ビジネスパーソン)も加わり、学生との様々な意見交換やアドバイスをする等、熱気あふれる交流が行われました。
スケジュール
9:30〜 | 受付開始 |
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10:00〜10:10 | 開校式 |
10:00〜10:45 | 「学院長講話」 中央政治大学院学院長 古屋 圭司 |
10:45〜10:50 | 休憩 |
10:50〜11:30 | 講座Ⅰ「自由民主党近代史」 自由民主党副総裁 大島 理森 |
11:30〜11:35 | 休憩 |
11:35〜12:45 | 講座Ⅱ「日本の未来像─学生よ、大志を抱け」 自由民主党青年局長 古川 禎久 副学院長 |
12:45〜13:30 | 昼食 |
13:30〜14:40 | 講座Ⅲ「日本の本当の競争力とは何か?」 慶応義塾大学大学院政策メディア研究科教授 株式会社地域戦略ホールディングス代表取締役 金谷 年展 |
14:40〜14:50 | 休憩 |
14:50〜16:00 | 講座Ⅳ「日本の立法制度─議会のホントの仕事は何なのか」 |
16:00〜16:10 | 休憩 |
16:10〜17:20 | 講座Ⅴ「日本の経済成長戦略」 関西学院大学大学院教授・元金融担当大臣 伊藤 達也 |
17:20〜17:30 | 休憩 |
17:30〜18:00 | 修了式 中央政治大学院総長 谷垣 禎一 中央政治大学院学院長 古屋 圭司 |
18:00〜19:30 | 交流会(懇親):党役員、ビジネスパーソンとの交流 中央政治大学院総長 谷垣 禎一 党総裁 自由民主党幹事長 石原 伸晃 中央政治大学院学院長 古屋 圭司 |
N.M.さん
「夏季一日学校では、古川禎久先生のご講演と伊藤逹也先生のご講演が対照的でした。
古川先生は政治家を目指す上でどのような人物となるべきかを主眼にお話されました。ご自身の八年間の浪人生活や明治維新時の西郷隆盛の行動を踏まえて語る、人間の感情の機微への気配りや国家を担う人物として必要な覚悟は、たとえ政治家を目指さずとも私たちが身に着けるべき事柄でしょう。
一方、伊藤先生は今取るべき経済政策について、東日本大震災と阪神淡路大震災との比較、小泉政権での閣僚経験を踏まえてお話されました。政治を考える上で必要な人間的側面と政策的側面とを一度に目の当たりにする経験だったと思います。貴重なご機会を頂きました。」
M.N.さん
今回の自民党夏季一日学校では、テレビなどのメディアでは知ることのできない自民党の姿や民主党との違いなどを知るとともに、谷垣総裁や古屋先生はじめ政治家の方や講師の方のご講演を聞くことができてとても充実した一日になりました。お話の中では特に、古川先生の「行き着くところは人物だ」という言葉が印象に残っています。最後の懇親会の、先生方やビジネスパーソンの方々の気さくで温かい人柄に、再びその言葉が思い浮かびました。
☆長所
- 思っていたより硬くなく、面白かった。
- さまざまなジャンルの方に会え、いろんな分野の話を幅広く聞けて視野が広がった。
- 司会をされる議員の方のお話も聞けた。
- 懇親会で様々な方のお話が聞けた。
- 政治家の人間的側面を語る古川先生と、政策を語る伊藤達也先生が対照的で、政治の情と理を考える上で有意義に思った。
- 議員先生をはじめとして多くの方にお話をしていただき、また質問の機会や懇親会などさらに加えて学生からの視点に合わせたお話も聞く機会があった。
- 国会議員の方のみならず、大学の教授や官僚の方にご講演いただき、様々な分野について学べた。
- 先生方の、政治家を目指したきっかけや学生時代などのお話が聞けて、政治や政治家の方々がぐっと身近に感じられるようになった。
★短所
- 時間が長く、全てに集中することが難しかった。
- テーマが少し曖昧な感じがしたので、サブテーマを設けるなどで絞ったほうがよかったのでは。
- 参議院が丸川先生しかおっしゃらなかったので、もう少しお話を聞きたかった。
- ディベートなど、意見交換する場がなかった。
- 参加者は全員が有権者となるため、有権者として政治をどう考えるべきか議論がもう少しあってもよかったのではないか。
- 正直、民主党批判が目立った。例えば、具体的にがれき撤去について自民党ならどんなプロセスで、どのように行うのか聞きたかった。