interview 04

修学旅行先にも最適

ところで、台湾がルーツのタピオカブームが続いていますね。

豊永博仁さん 福岡県連学生部幹事 大学2年生
加藤侑紀さん 女優・モデル

タピオカティーは台湾では日常的にある飲み物だったので、最初は「今なぜ?」という気持ちでした。やがて、日本がそれを受け入れてグミやチョコ、キャンディなどのタピオカ菓子をつくったり、最近ではタピオカが自作できる子ども用のおもちゃも発売され、逆に台湾でそれらが流行してとても驚きました。タピオカも日台の相互交流に一役買っているんです(笑)。
台湾の若者たちのあいだでは、映画やアニメ、ファッションなど日本で何がはやっているかが、ちょくちょく話題にのぼります。高校生の第二外国語選択率では、日本語が圧倒的にナンバーワンなんですよ。
一方で、LCC(格安航空会社)の地方空港就航で便利になって、日本からの旅行者も増えています。とくに最近はリピーターも多いみたいで、秘境のようなところまで足を延ばす方もいらっしゃる。現地にいると、日本人の女子一人旅もよく見かけるようになりました。

日本から台湾への訪問客をもっと増やすにはどうしたらいいでしょう。

村木汀さん 北海道連学生部長 大学2年生
牧島かれん議員 青年局国際部長 衆議院議員

昨年一年間で、台湾から日本へは約500万人。日本から台湾へは、初めて200万人を超えました。人口の違いもありますが、数字のバランスが取れていません。これまで、政治情勢の緊張があると訪問客がガクッと減るところがありますが、台湾の方はどんなときもコンスタントに来てくださっています。
そこで日本から台湾への旅行客を増やすため、青年局でプロジェクトとして進めているのが、修学旅行先として選んでもらおうという活動です。いまでも中学、高校の海外への修学旅行で台湾は人気一位。高校生同士の交流では、同じアジア人でありながら、台湾の若者はグローバルな感覚を持って英語を流暢にしゃべり、自分の意見も言うし、違う意見にもちゃんと耳を傾けるし、すごく良い刺激を受けるらしい。その結果、「日本人の自分たちも頑張らなくちゃいけないと思った」などと、修学旅行で台湾に行った生徒たちの感想が寄せられています。

日本の若者ができることはありますか。

豊永博仁さん 福岡県連学生部幹事 大学2年生
中曽根康隆議員 青年局国際副部長 衆議院議員

日ごろからアンテナを張っておくことでしょう。もっと若者が台湾に対する感度を高くして、そこからいろいろ吸収していこうという意識を高めていければいいと思う。なによりも相手のことを知ること、感じることが大事です。いちばん良いのは行ってみることです。短期留学先として考えてもいいですね。

とにかく台湾は自由なところで、自由な発想のお店やアート村みたいな空間に出会えます。インスタやツイッターで、そうした写真や感想を発信してもらえば、興味を持ってもらえるかもしれません。

加藤侑紀さん 女優・モデル
豊永博仁さん 福岡県連学生部幹事 大学2年生

わかりました。今度行ったときは(インスタ)映える写真をいっぱい撮ってくるようにします(笑)。きょうは、皆さんありがとうございました。

※この記事は令和2年1月14日、自民党本部にて行われた座談会を抄録としてまとめたものです

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