interview 02

「日本をよくして」の声にジーン

松江美里さん 静岡大学人文社会科学部4年 党静岡県連学生部長

今度は逆に、国会議員になってよかった、感動したことについても教えていただけませんか。

初登院のときしか使用できない正面玄関前に立った瞬間、「本当に国会議員になったんだな」と。そして、自分の名前の入った登院ボタンを押してランプがついたときは「よかったな」と(笑)、改めて思いました。
私はスポーツをやっていましたから、元々みんなから応援される立場でした。そこは議員になっても変わりません。ただ、いままではチームの勝利のために応援されてきたものが、これからは日本の未来を託されることになって、重みを感じています。

朝日健太郎議員 東京都選挙区 元バレーボール ビーチバレー日本代表
自見はなこ議員 比例区(全国区) 小児科専門医 認定内科医

私も「がんばって日本をよくしてね」と言われると感動します。たまたま今日、アポなしで4人の女子中学生が国会内の私の事務所を訪ねてきてくれて。夏休みの宿題で、興味ある分野の職業に就いている人の話を聞こうという課題があったそうで、突然国会に来て、守衛さんに相談したみたいです。私もびっくりしましたが、その勇気に脱帽して、本会議場や予算委員会など、あちこち見学に連れて行きました。
その子たちにとっても冒険だったと思いますが、私が誰かと接触させていただいて、相手が刺激を受けて好循環が生まれるのなら、そういう立場をいただけたことにも感謝したい気持ちです

ほっこりするいい話です。彼女たちが大人になってからも絶対忘れない思い出になるでしょうね。

松江美里さん 静岡大学人文社会科学部4年 党静岡県連学生部長
松川るい議員 大阪府選挙区 元外務省官僚 初代女性参画推進室長

私の地元は大阪ですから、「日本頼んだで」とか、「ちゃんとこの国守ってや」とか、そういう言葉をよくいただきます。そうやって期待されるのは、どんなに私たちが1年生議員で経験がなくても、みんなそれぞれが選ばれてきているリーダーだからと思うんです。
それと議員になってよかったのは、言いたいことを言えるようになったこと。それは前の職業ではできなかったことなので(笑)。選挙で落ちるかもしれない、というリスクさえ覚悟してしまえば、私がこうしたいんだと思うことをやればいいわけです。国益になることを選択しアジェンダ設定して、取り組む。それが実になるかどうかは別にして、それができるのは、唯一政治家という職業ではないでしょうか。

私がよかったなと思うのは、選挙で多くの人たちと関わる機会を持てたということ。いままでは弁護士なら依頼者、私が運営する法律相談サイト「弁護士ドットコム」ならユーザーさん。そのつながりに限定されていましたが、政治は全国民の関心事なだけに、老若男女いろんな方から応援や叱咤激励をしていただけます。
もう1つは、親戚がすごく仲良くなったことでしょうか。父親が9人兄弟で、そのうち選挙区の千葉県在住者が7人います。太一郎が選挙に出るからと親戚がフル稼働。このときばかりは親戚が多くてよかったなと(笑)。おまけに沖永良部島が父の故郷ですから、千葉に出てきている鹿児島県出身者までファミリー扱い。同じ鹿児島二世ががんばっているのだから応援しなければといった具合です。

元榮太一郎議員 千葉県選挙区 弁護士 弁護士ドットコム会長

※この座談会は平成29年7月25日に自由民主党本部にて行われました。

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