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記者会見

谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成22年12月13日(月)
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
本日、民主党の役員会で、小沢一郎氏の国会招致、政治倫理審査会の出席について、岡田幹事長が出席するように要請することを確認したようですが、こうした民主党の対応について総裁の受け止めをお聞かせください。
A
前国会中に、何らかの説明責任を果たすようにすることが必要だと、与野党の幹事長・書記局長会談で岡田さんが約束されたわけです。それが進んでいない。今日も岡田さんが小沢さんにそのことを話に行くということは、結局のところまだ決められていないということだと思います。
政倫審への招致ということも、まだ決められないということは、自浄能力が恐ろしく希薄だということだと思います。これは岡田幹事長の責任もありますが、民主党の代表は、菅総理ですから、やはり総理がいかに指導力を発揮するか。この期に及んでも、その指導力が発揮されないことから、私は総理の資質にクレームがつく状況ではないかと思っています。私どもはあくまでも証人喚問を求めていくということです。
今のこういう時期、民主党を見ていますと、非常に経済、あるいは外交関係にしっかりとした対応を作ることに大事な時期ですが、民主党内はどちらかというと、内部の権力闘争、内向きの権力闘争にときを費やしているように見えます。こういう大事なときに、そういうことに明け暮れるようでは、国民から当然に批判が起こってくるわけで、昨日の茨城県議会議員選挙でも、地方から“NO”が付きつけられたということではないかと思っています。
ですから、こういう今の時期を乗り切る覚悟も力量もないということになれば、一刻も早く解散・総選挙を求めていかなければならないということだと考えています。
Q
小沢氏の国会招致に関して、自民党としては、あくまでも証人喚問を求めていく、引き続き野党と連携して取り組んでいくお考えに、変わりはありませんか。
A
そうですね。
Q
週末、菅総理は「政権の仮免許の期間は終わった」というような発言をされました。今回の対応をみると、これまでの民主党政権の対応とあまり変わらないと思いますが、菅政権、党運営について、改善の兆しは見られるでしょうか。
A
政権を取っている人たちが仮免許と言うのは、まったくいただけない。何を考えているのか。自ら政権担当の資格がないということを自白したに等しいです。しかも、仮免許期間と言ったって、随分経っているのですから、「何をかいわんや」としか言いようがありません。そういう中で、今のような混迷を続けているということです。先程から申し上げているように、国民から“NO”が突きつけられている。一刻も早く退陣を迫るということだと思います。
Q
一刻も早く解散総選挙ということですが、ANNの世論調査では、解散総選挙の時期について、1番多かった回答は、3月の予算成立後ということで、国民は菅政権の退場を求めつつも、やはり予算はしっかり成立させてほしいという、迷いの見られる結果がでました。国民の予算成立の不安も含めて、解散の適切な時期についてどのようにお考えですか。
A
これはここまで来て、きちっと政策にせよ、政治の運営にせよ、仮免許だと言っているような人たちに任せるわけにはいきませんから、一刻も早い方がいいと思いますよ。
Q
小沢氏が仮に政倫審に応じたとして、通常国会における自民党の対応が変わる可能性がありますか。
A
これは政倫審に出られて、「なるほど」ということをおっしゃるのか、全然本当のことはおっしゃっていないなということによっても、違ってくると思います。