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記者会見

役員会後 二階幹事長記者会見

平成30年5月14日(月)18:12~18:26
於:院内平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(柴山筆頭副幹事長)

今日の役員会の概要を報告いたします。
まず安倍総裁からは、先週、日中韓サミットでは、李克強首相と文在寅大統領とともに、未来志向の議論を行い、日中韓協力の新しいスタートを切ることができた。併せて、日韓首脳会談、日中首脳会談をそれぞれ行い、両国関係発展に向けた大きな成果を生むことができた。会期末まで残り1か月ほどとなりましたが、働き方改革関連法案、TPP、IR実施法案など、重要法案の審議に全力を傾けたい。そのようなお話がありました。
森山国対委員長からは次回の本会議は明日15日(火)13時から、3委員会3件の上り法案の処理と「文部科学省設置法」の趣旨説明質疑を行う。所要は約1時間15分の見込みとお話がありました。
吉田参議院幹事長からは新潟県知事選は来年の参院選につながる極めて重要な選挙だと言及がありました。
岸田政調会長からは火曜と木曜に政審を開催する。
竹下総務会長からは火曜に総務会を開催するというお話がございました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

本日の予算委員会など、こうした説明の機会に、ひとつひとつ丁寧に対応していくことが信頼回復への第一歩である。これは私の発言でありますが、こういうことでみんなでしっかりやっていきましょう。こういう趣旨でございます。
今日、新潟の知事選挙のお話がありましたが、もう少し詳しく言えば、花角元新潟県副知事ですね、厳密な日本語で言うと元であり前では無い。この前は海上保安庁次長等をやっておられた。前の海上保安庁次長で良いと思いますが、立候補を決意してくれました。素晴らしい候補者ということを地元からも評価いただいておるようで、副知事を一回務めているわけです。大いに期待をして自民党としては必ず勝利するように全力を尽くすと、そういう決意であることを皆様にご報告申し上げておきます。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。新潟知事選なんですが、自民党としての支援体制と言いますか、推薦を出すとかそういうのは今のところどういう状況なのですか。
Answer
これは相手といいますか、公明党のお考えその他もありますから、そこらと見合う様な形として結論を出してもらったらいいと思いますが、ここらはもうすべて地元に任せておこうと。地元が推薦なら推薦、公認なら公認という事での希望があれば、それで地元でご相談していただいた結果がそれでいいというならそのようにお決めいただくと。こっちはこだわらないということであります。
Question
朝日新聞です。幹事長も応援に入られる予定はありますか。
Answer
私は国会の日程さえ調整がつけば応援に入ります。私も候補者を知らない仲ではありませんので、立派な候補者ですから、自信を持って応援をできると思っております。
Question
NHKです。関連して、野党の候補が県議会議員の女性の候補を出すということが発表になっているはずです。新潟の県知事選挙、対野党ということでどう幹事長として位置付けて戦っていくのかを一言。
Answer
知事選挙に、公党の公認候補として、代表選手として出て来るわけですから、相当の人物だろうという風に思いますが、これは選挙が一つあることと重要なことでして、もう一つはやはりその行政経験が県政発展のためにどれだけの働きをなすことができるか、これから選挙戦を通じて県民の皆さんがご判断するということになろうと思いますが、わが方の推薦する候補者はそういう面におきましても、全国知事の仲間の前に出しても全然遜色のない立派な候補者だと確信をしております。
Question
NHKです。重ねて、役員会でも吉田参議院幹事長の方から、来年の参議院選挙にとってもこの新潟県知事選挙は重要だというご発言があったのですが、この先の政治に与える影響、そういう意味でどう取り組まれますか。
Answer
新潟はなんといっても大県ですから。この新潟知事選挙の帰趨というものは他の選挙にも少なからず影響を及ぼすだろうということを頭に入れて、そして候補を選び、選挙戦を展開していくということが大事だと思いますが、そういう意味で重要な選挙だろうと党本部は受け止めております。
Question
時事通信です。話題が変わりまして、今日は予算委員会を衆議院・参議院とともに審議を行いまして、先日の柳瀬元秘書官の参考人招致を受けて質疑を行ったわけですが、さらに審議をすすめるために野党側は中村時広愛媛県知事の国会招致を求めておりますが、これに対する与党側の応対、お考えはどのような形になりますか。
Answer
これは要求を受けたからといって、われわれがそれはそうですかと言って、いちいち他に重大なお仕事を持っている人たちを、相手の都合も聞かずにお願いをしたりするわけにも参りませんから。そこらは相手のご都合と、相手のそのことに対するご判断、出てもいいよとこういうことであるのか、それともその場には絶対出たくないという人だっておりますから。そこは相手のお考えを聞いた上でしなきゃいけないと思っております。
Question
東京新聞です。加計学園の問題に関しては、先週木曜日の柳瀬秘書官の参考人質疑、今日の衆議院と参議院では野党側は主に加計学園のご質問をされて、総理が主に答弁されておりました。この2回の審議で、十分に説明の責任は果たされると思いますか。
Answer
私はこれぐらい長い時間を費やしてずっと引っ張って来た問題ですから。私どもの方から説明は費やされたと、みんな終わったと、こういうことを言うのは僭越だと思います。したがってわれわれはそれらについては国民の皆さんのご判断を謙虚にお伺いする。国民の皆さんがまぁこの辺だろうということになればわれわれもそれに従う、またもう少し真相究明のために時間が必要ではないかということを言われる国民の声が多くあれば、それにも耳を傾けざるを得ない。そういう意味であくまでも謙虚に取り組んでいきたいと、こう思っております。
Question
読売新聞です。自民党の有志の議員がセクハラ防止の研修会を党として開くようにという風に申し入れる予定としておりますが、幹事長として、党として、セクハラ防止の研修会を開く要請についてどうお考えですか。
Answer
まだ直接そんな話はね。開くんだということは言われておるようですが、直接はまだ聞いておりませんし、女性の代表からどういう意図でそういう会を開くのかということに対して直接私も説明を聞いておりませんから。今現在はお答えのしようがありません。
Question
日本テレビです。話題は変わりますが、6月12日にトランプ大統領が米朝首脳会談を開くと発表されました、その後に日米首脳会談を日本側が要請しているという報道が一部出ておりますけれども、米朝首脳会談が終わった後、日本政府としてはどういった対応をするのが望ましいとお考えでしょうか。
Answer
その辺についても詳しい説明を政府から聞いておりませんので、こっちが適当にそんなことだろうと考えてお話しするわけにも参りませんから。よくそういうことに対しての内容を熟知した上でお答えしたいと思います。
Question
フジテレビです。総理からも冒頭ご発言ありましたけれども、会期末が迫る中でIRや働き方やTPPなどの重要法案が残っております。会期内成立というのは時間的に見てぎりぎりなのかなと思いますが、成立に万全を期すための会期の延長という選択肢は現時点でどのぐらいあるのでしょうか。
Answer
只今のご質問の趣旨は、ご質問者のお考えに合っているかどうか分かりませんが、これは、これからこの程度でいいのかというお尋ねだと思います。質疑が必要だとすれば、それはそれで考えればいいし、もうこの辺だと、他の法案も沢山残っておるんだしということになれば、これは国対の関係の現場でご判断をいただくということにして、党の執行部としてこれをどうしてもらいたい、こうしてもらいたいという特別の意図は持っておりませんので。関係者の皆さんのご意見に従いたいと思っています。