ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年7月11日(火)10:55~11:11
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、九州北部豪雨でお亡くなりになられた方々にご冥福をお祈り申し上げる。党としても行方不明者の救命救出、復旧復興に政府と共にしっかり取り組んでいくということでした。
私(二階幹事長)からは、7月5日夕刻からの大雨による被害に対応するため、6日(木)8時30分に「平成29年7月九州北部等大雨対策本部」を設置した。想像を超える被害であり、被災された方々の不安に寄り沿い、政府・党を挙げ、スピード感を持って、一日も早い復旧復興に全力を尽くさなければならない。政府は先週末に調査団を派遣し、安倍総理は本日夜に帰国され、明日現地入りする予定とのことだ。党としては、明後日の13日(木)16時30分に対策本部を開催した後、16日(日)に調査団を派遣する予定。なお私は、来週18日(火)から22日(土)までアメリカに出張する。「国連・水と災害特別会合」に、日本を代表して出席し、スピーチを行うということを申しました。
竹下国対委員長からは、昨日の閉会中審査では、原参考人の答弁によって、今回の規制改革やそのプロセスが適切であったことが明らかになったことに加え、その過程において総理の関与を示す事実は出てこなかった。したがって予算委員会を開く必要はないと考えているが、本日も野党側から何らかの申し入れがあると聞いているので、皆さんとよく相談したいというご報告がありました。
松山参議院国対委員長からは、昨日の閉会中審査で、一定の説明責任は果たせたと思うということでした。
橋本参議院議員会長からは、昨日の閉会中審査における加戸 元愛媛県知事の答弁で、「よく分かった」という声が多く聞かれたというご発言がありました。
関口参議院幹事長代行からは、衆議院とよく連携していきたいということでした。
古屋選挙対策委員長からは、仙台市長選挙が7月23日に行われるが、県連として菅原裕典(すがわら・ひろのり)候補を支持し、県知事、現市長も支援している。各先生方におかれては友人・知人へのお声掛け、ご支援をお願いしたい。那覇市議選は先週終わったが、無所属保守系も含め、議会で過半数になるよう働きかけていく。都議選総括を現在、各グループでまとめていただいているということでした。
茂木政務調査会長からは、九州北部豪雨被害からの早期の復旧復興に全力を尽くす。日EU経済連携協定が大筋合意となったが、必要な国内対策についてしっかりと対応する。シーリングは19日(水)に政調全体会議で議論する。取りまとめることができれば、20日(木)に党内・与党内手続きに入りたいというご報告がありました。
平沢広報本部長からは、報道機関の世論調査についてご報告がありました。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。昨日の閉会中審査について、幹事長はどのように受け止めていますか。説明が果たされたとお考えですか。
Answer
十分説明ができて、関係者もそれで了解していただいているように伺っていますので、そのようにわれわれとしても了解しているところです。
Question
NHKです。野党側は総理入りの説明の場を求めていますが、これについてはいかがですか。
Answer
今、担当のところで相談していると思いますから、それに委ねたいと思います。
Question
時事通信です。幹事長の訪米について、特別会合ではどのようなことを訴えたいとお考えですか。
Answer
まだこれからです。今、出張の了解が得られるかどうか、総理もお帰りになってから十分調整して、そのうえでしますから。災害の問題も含め水の問題というのは大変重要な課題ですから年来の出張はしていきたいと思いますが、今はまだどのような内容を発表するか決めているわけではありません。
Question
朝日新聞です。10月の愛媛3区の補選について、県連は白石徹衆院議員のご子息を公認申請することを決めましたが、今後どのように戦っていくか、見通しを伺います。
Answer
本人とも十分打ち合わせをして、立派な戦いを展開して、後継者には恥じないようにしっかり頑張ってもらいたいと思います。
Question
朝日新聞です。都議選後初めての国政選挙となります。政権や党勢回復にも関連すると思いますが、党本部としてどのように対応していくお考えですか。
Answer
当然いいチャンスだと思っております。全てを回復する意味でのいいチャンス。だから全力を尽くして戦い抜いて、必ず勝ち抜きます。
Question
読売新聞です。報道各社の世論調査では内閣支持率が軒並み下落する結果となりましたが、この要因について幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
この間の都議選の結果の延長線に今はあるわけですから、多少のことはやむを得ないと思っています。必ず信頼回復に全力を尽くして、近いうちに反転攻勢のばねにしていきたいと思っています。
Question
読売新聞です。総理は来月初旬にも内閣改造・党役員人事を行うことを表明されましたが、どのような布陣で臨むべきとお考えですか。
Answer
まだ総理から何も承っておりませんから、答弁のしようがありません。
Question
NHKです。党勢回復に向けて具体的に何をしていくべきとお考えですか。
Answer
そんな党勢回復に格別の魔術があるわけではありません。誠実に真摯に現在の政治課題に対して対応していく。それを党全体が対応し、やっていくということです。しっかりやりますからご心配なく。
Question
朝日新聞です。人事について総理は「骨格は維持する」ということですが、こうした方針について幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
総理から何も聞いていませんからお答えのしようがありません。
Question
時事通信です。一部では幹事長続投との報道もありますが、これについてはいかがですか。
Answer
全然聞いておりませんからお答えのしようがありません。
Question
西日本新聞です。九州豪雨災害について、党調査団派遣のメンバーや狙いについて伺います。
Answer
メンバーを募集しますとたくさんの数になりますが、皆、党内の関係者、そしてまた災害関連の専門家等、ご心配いただいている向きはたくさんありますが、大勢で行けばいいというものでもありませんし、そこはよく党内で相談してメンバーを決めていきたいと思っていますが、しっかりした対応をしたいと思います。われわれが行ってすぐ何ができるかということではありませんが、党の関係者が打ち揃ってお伺いすることによって政府に対してさらに一層の対応をしていただくことはもちろんのこと、党内外力を結集してこの大災害に対して立ち向かっていきたい。このように思っています。
Question
ブルームバーグです。財政政策について、自民党2回生議員でつくる日本の未来を考える勉強会で、予算増額やプライマリーバランス黒字化目標の撤廃を求める提言を西村総裁特別補佐に提出しました。こうした積極財政を求める動きが出ていることについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
何かそんなことを新聞でちょっと見たことがありますが、われわれの手元に届けられておりませんから、まだ答弁に至りません。承知しておりません。