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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成24年6月21日(木)9:55~10:00
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

【谷垣禎一総裁発言】

「本日、会期末を迎え、このままでは国会が閉じることになる。昨日来の政府民主党の動きを見ていると、総理が政府・与党をコントロールできていない状況が続いているのではないか。昨晩、自公民で社会保障制度改革推進法、並びに認定子ども園の一部改正案を提出したが、こちら側から催促をしないと、なかなか提出しようとしなかった。私どもの強い要求で提出された。どういうことか。一体改革関連法案の採決がいつ行われ、会期延長の幅もいつまでなのか、政府民主党の統一姿勢が全くない。今日、幹事長会談で与党を追い詰め、与党は答えを出してくると思うが、それを見て判断していかないといけない。一致結束していきたいのでよろしくお願いしたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「9月8日までの79日間の延長の提案があった」
衆議院選挙制度に関しての党則83条機関、衆議院選挙制度の抜本改革検討委員会について発言した。
政調会長、国対委員長より、昨日から本日までの流れのお話があり、今後の対応について、引き続き総裁に一任をということで、ご了解を頂いたところである。

質疑応答

Q
野田総理はかねて21日採決と言ってきましたが、事実上今日21日の採決は難しくなりました。これに対しての受け止めとお聞かせください。採決日が26日という話もありますが、自民党はこれを受け入れることはできるのですか。
A
この点は私どもが言い出したことではなく、日本国総理大臣である野田さんが、「6月21日に衆議院の特別委員会で採決するのは政府民主党の務め、責務である」とおっしゃられ、メキシコにまで行って、記者団の皆さんに話された。総理の言葉はそんなに軽いものなのか。総理の約束はいつ破っても良いのかということでは政治は成り立たないと思っておりますし、3回行われました3党幹事長会談で、私の方から2度、「どうも民主党の執行部の皆さんと総理の言ってらっしゃることに齟齬がある。総理は21日に採決、それが務めであるということでよろしいのですか」と輿石幹事長に聞きましたら、「はい。その通りです。そのために汗をかいていきます」と2度おっしゃったわけです。約束を破るのであるならば、私たちというよりも、国民の皆さんにしっかりと謝ることが先決なのではないか、このように考えております。
Q
26日採決という話については。
A
今日、正式に言って来ると思います。その場で、何と言ってくるのか幹事長会談でしっかりと受け止め、判断していきたいと思います。正式にそのような話は来ておりません。
Q
役員会で谷垣総裁に一任をという話でしたが、何を一任したのかと明らかにしていただけますか。また、役員会でどういったやり取りがあったのか、お聞かせください。
A
何をと言われましても、国会運営でございますので、何をというのは国会運営です。会期延長についても、それはもう全部でございます。
Q
会期延長幅79日ということですが、自民党はどのように対応していくのでしょうか。
A
これも幹事長会談で正式にお話があると思いますので、その時、わが党としての考え方をしっかりと申し述べたいと思っております。もう間もなくですので、もうしばらくお待ちください。
Q
採決日程が遅れたということで、総理側から謝罪というのはあったのでしょうか。
A
昨日の段階で、総裁に対して「本当に申し訳ない」という話があったと聞いております。詳細は承知しておりません。やはりこれは国民の皆さん方に約束している話ですから、総理は約束をどんどん破っていいのか、そのような話だと思います。