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記者会見

定例記者会見(役員会後)

平成22年11月30日(火)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

「和歌山県・愛媛県・沖縄県知事選挙に勝利させていただいた。引き続き、脇を締めて頑張っていこう」
「仙谷官房長官、馬淵国土交通大臣、2大臣の問責が可決できたことに、参議院の皆さんに心から感謝申し上げる。会期末に向けたいろいろな課題があるが、心を一つにしてやっていきたい」
「昨日、党首会談が開かれ、北朝鮮問題がテーマであったが、中身については何もなかった。何のために開いたのか。事務的な説明に終始していた」との発言があった。これは昨日の総裁ぶら下がりで発言されていると思う。

【石原伸晃幹事長発言】

問責決議案と各知事選挙の結果について発言した。
「今週の12月3日(金)から茨城県議会選挙が行われる。プレ統一地方選挙ということであり、来年1月には、山梨県・愛知県知事選挙、北九州市長選挙が行われる。また、来年4月の統一地方選挙に向けての『第17回統一地方選挙自由民主党選挙対策本部』を立ち上げる」と発言した。看板掛けについては、後日ご案内する。

【逢沢一郎国対委員長発言】

「今日の本会議終了後、総務委員会が委員長職権でセットされた。郵政改革法案の付託を行うとのことで、非常に不正常な状態になる」
「本日11時45分から、与野党幹事長・書記局長会談が行われる。そこで、小沢元幹事長の国会招致の問題について、我々は返事を待っているが、引き続き今国会限りがあるので、我々が証人喚問を要求していることがどうなっているかという点を戦わせていきたい」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「問責の結果について、衆議院で2大臣に不信任案を突き付けていただき、流れを作ってくれた。その一方で、お2人の言動を聞いている限り、まったく反省が見られない。どういうことか」との怒りの発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「問責決議案は法的拘束力がないといわれるが、参議院で内閣の要の官房長官と国土交通大臣の2大臣の問責決議案があのような票数で可決したことは、極めて重い。政府はしっかりとした対応をするべき」との発言があった。

【小坂憲次参議院幹事長発言】

「問責決議案は、衆議院での野党共闘の結果が可決につながった。しっかり問責の力を作り、本来の効果があるようにやっていきたい」との発言があった。

【石破茂政調会長発言】

「統一地方選挙の公約作りは、ほぼ終了段階にある。しっかりやっていく」との発言があった。

【小池百合子総務会長発言】

本日の総務会についての発言があった。

【岸田文雄選対局長代理発言 】

各知事選挙の結果についての発言があった。

【森英介組織運動本部長発言】

党員継続のお願いについての発言があった。

【茂木敏充広報本部長発言】

週末の各社の世論調査についての発言があった。

【石井みどり女性局長発言】

児童虐待防止運動についてとの発言があった。全党を挙げて取り組んで、先日イトシアでも街頭演説をさせていただいたが、そのパンフレットができたので、これを使ってやっていく。

【その他の発言】

防衛省の事務次官通達について、参議院政審ではPTが設置されているが、「どう考えても言論弾圧、言論封殺であるということを言わなければいけない」との意見があった。

質疑応答

Q
問責決議案について、仙谷官房長官、馬淵国交大臣の任命権者である菅総理に対して、提出するお考えはありますか。
A
頭の体操レベルの話だと思います。出すのは参院ですから、参院の中でも頭の体操をされているという話は伺っています。
Q
本日、与野党の幹事長会談が開催されますが、民主党は、政治倫理審査会の議決に基づく、小沢一郎氏の国会招致を視野に党内調整を進めているようですが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
私たちはあくまでも偽証罪が適用される証人喚問を要求しています。社民党は違うと思います。それはなぜかというと、土地の売買に絡んで確認書を作られて、その日付が偽装されていて、その確認書が明らかに国民を欺くもの。すなわち確信犯的に行動をされている方であるということが、検察審の議決書の中で明らかになった。そのことを受けて、私たちは刑事訴追を新たに受けるようなことがあれば証言を拒否できるので、法的拘束力があって、民主党さえ賛成していただければ、政倫審の場合は実はご本人がいやと言えば、議決しても出ないで済むわけです。そのようなもので、問題の解決を図るということはできないと、今日の幹事長会談で強く発言したいと思います。第一、それがまだまとまったということは、岡田さんからは何の連絡も受けていません。
Q
小沢氏の国会招致の議決について、民主党内には反発があってまとまるかは不透明な情勢ですが、岡田幹事長にはどのようなことを期待しますか。
A
11月2日の幹事長会談で、幹事長の岡田克也として今国会に小沢さんを招致することを念頭に、あそこまで明確に、私どもを集めて、自民党だけではありません。7野党の幹事長・書記局長を集めて、言明されて、議決をしましょうというのでは、あまりにも国民は納得しないし、民主党の自浄能力のなさを公にするのだと思います。
Q
財政健全化責任法案について、今日の本会議から取り下げるとの情報がありますが。
A
このような国会状況の中で、趣旨説明しても採決まで至りません。ですから年を明けた段階で、もう少し国民の皆様方になぜ財政健全化責任法案が必要なのかを喚起して、盛り上がったところで国会の中で賛成か反対かというものを、踏み絵を踏ませるというのは、言葉は悪いのかもしれませんが、民主党に賛成か反対か、そこまで一気に示していきたい。そういう関係で、こちらからの都合で取り下げたと伺っています。
Q
関連で、総務委員会が委員長職権で立てられたことと、何か関係はありますか。
A
それはこれからやるのではないでしょうか。衆院本会議が終わった後に、議運を開いて委員長職権で、総務委員会に付託をするという順序になると思います。その段階で、国会は不正常ということになります。
Q
仮にそうなった場合、国会審議への影響をどのようにお考えですか。
A
それはおかしなことです。片方でバンと叩いておいて、こっちは仲良くしてくださいと。どっちが本当なのか。うがった見方ですが、そういうことによってまた人のせいにするのではないですか。野党が審議に出てこないから、小沢さんの国会招致ができないんだと。他人のせいにするのが得意ですから、あの人たちは。そこは気をつけて発信していかないといけないと思います。
Q
今日の本会議の対応は。
A
本会議までは出席します。統一地方選の日程を確定する法案と国会議員の歳費を日切れにするという、前国会で、全党で合意したものですから、これは粛々と処理したいと思います。ですから衆院本会議後、委員長職権で総務委員会に郵政3法を付託した段階で、国会は不正常になるのだと思います。まだそれはそうなるかは分かりませんが、そういう話が伝わって、ふうにやりますよとは伝わってきています。
Q
今日、政治資金収支報告書が公開になりますが、一部からは政策活動費の使い道が不透明ではないかとの指摘があるようですが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
従来通り、国民の皆様方の目に不透明と映らないという形で、政党活動を充実させていくものに使わせていただきたいと思います。
Q
小沢氏の国会招致について、11月2日の約束通り今国会内での招致を求めていますが、今国会で実現しなかった場合の対応について、どのようにお考えですか。
A
先程申し上げた通り、政倫審で議決しましょうよというようなことでは、もう1年間やっているわけですから、誰も納得しない。民主党はこの問題何一つをとってみても菅総理がリーダーシップを取ることができなかったという批判を一身に民主党が浴びることになる。私たちは、先程も申し上げましたが、証人喚問を求めているわけですから、なぜ先週、与野党幹事長書記局長会談を、署名までして求めたかと言いますと、会期が延長されないと、5日間かかりますから、先週中に決めないと証人喚問は間に合わないのです。そういうことで是非やろうということで、今日の会談となったわけです。ここで引き延ばされているわけです。ですから、そういう政治手法、問題を先送りする。自分たちに都合の悪いことは答えないということでは、円満な国会運営というものは望めないということを、もしそうなれば、強く話すことになると思います。
あと45分ですから、仮定の話ではなくなりますので、その後またブリーフをさせていただきたいと思います。
Q
昨日、大村秀章衆議院議員と会談されましたが、具体的に愛知県知事選挙について、どのようなお話をされたのですか。
A
「愛知県知事選挙に出るという話があるけど、あなた、正直どうなんだ」と言ったら、一言で言うと、出るとも出ないとも言いませんでした。「何か、だいぶ動いているのではないか。こちらは推薦候補がいる。あなたが出たら、愛知県の衆議院ゼロになってしまう。その点、どうするんだい」という話をしたのです。その点は、一番心苦しい、悩ましい点だと、下を向いて考え込んでしまったので、昨日は説得しました。今日は、愛知県連の方からもお話を聞かせていただきます。そんな段階で、昨日の段階では、ご返答を頂くに至っていません。