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記者会見

細川氏、舛添氏の都知事選立候補表明を受けて 石破幹事長記者会見

平成26年1月14日(火)17:45~17:50 於:党本部4階エレベーターホール
石破 茂幹事長

質疑応答

(代表質問)テレビ東京の内田です。東京都知事選挙に細川護熙元総理が立候補することを表明しました。小泉純一郎元総理は、支援を表明し、「脱原発」が争点になるという考えを示しました。また、舛添要一さんも出馬を表明し、オリンピックの成功、社会保障の充実などを訴える考えを示しました。それぞれの表明に対する受け止めと自民党の対応をお聞かせください。
わが党としては、今朝申し上げたように、今までの経緯に鑑み、党本部推薦の対象にはなりません。東京都議会、それを受けた形での東京都連が舛添氏を支援する、推薦するという方向を決めました。これを尊重し、必要な支援を行う段階になったということです。有権者たる、主権者たる東京都民の皆さま方に、いろいろな考え方が提示されて、そして、お選びになるということは、選挙の常として、当然のことだと思っています。私ども党本部として東京都連の活動に必要な支援を行うことに尽きます。
(代表質問)テレビ東京の内田です。細川氏を支援する小泉元総理は、今回の都知事選では「脱原発」が最大の争点となるという考えを示しています。また、「今回の都知事選ほど、国政に影響を与える選挙はない」とも語っています。「脱原発」が都知事選の争点になるかどうか、国政に与える影響について、幹事長のご所見をお聞かせください。

何を争点として認識するかは、主権者である東京都民の皆さま方のご判断です。我々として、これを争点とするというような一つに絞るものではありません。昨年の東京都議会議員選挙は、党の総力を挙げて、戦いました。それも二元代表制において、都政の方向性について、都民の判断がなされたと思っています。それぞれの選挙区において、それは墨田であり、葛飾であり、世田谷であり、目黒であり、島しょ部であり、どこもそうですが、そこにおける都政の課題を示し、都民の多くのご支持を頂きました。あるいは、都民の方々の納得が得られる形でのオリンピックの開催、パラリンピックの成功というものもあるでしょう。あるいは少子高齢化に対する対応もあるでしょう。あるいは介護を東京都の中できちんと行える体制の構築もあるでしょう。あるいは明日起こってもおかしくない首都直下型地震にどう対応するか。都政ですから、東京都がこれから先、一人ひとりの幸せのために何をするか。多くの論点があると思います。私は都政を預からんとする者は、そういう多岐にわたる東京の課題、一人ひとりの都民の方々が思っておられる思いに、誰が一番的確に応えるか、それを都民の方がお選びになる選挙だと思っております。争点は、当然一つではありません。何を争点にするかというのは、我々というよりも、都民の方々のニーズをどう捉えるかというのは、我々の責任だと思っています。

 (代表質問)テレビ東京の内田です。小泉さんは、自民党の総裁として、総理大臣も経験されています。小泉さんが自民党が支援する舛添さんの対抗馬を支援する形になりますが、これについての対応、処分について、幹事長のご所見をお聞かせください。
現時点で、それについて言及はいたしません。どのような形で活動されるか、あるいは原発について、我々の総裁が申し上げているように、これから先、再生可能エネルギーの比率を上げていく、多様なエネルギー源を確保していく、その中において、再生可能エネルギーの比率を上げ、原発依存度を下げていく、方向性においては一致しています。今、現職の国会議員ではない小泉元総理がどのような対応をされるのか、現時点では予見できませんので、今の時点でお答えすることはできません。
 東京新聞の宮尾です。自民党の国会議員が、仮に、小泉元総理を慕って、細川さんを応援した場合、処分の対象になるのでしょうか。
それも仮定のお話です。私どもとして、共に戦った東京都議会議員選挙、その東京都議会、あるいは東京都連が方針を決め、それを尊重し、必要な支援を行うことをそれぞれの議員がどう判断するのか、それを待ちたいと思います。