2022年4月5日（火） 9:51～10:00
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要についてご報告いたします。
私からは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって40日と、ロシア軍、当初の作戦計画通りに行っていないのは事実だが、それでも深刻な事態が続いている。
ロシア軍に一時占拠されたキーウ近郊の都市では、民間人に多数の死者が出ていることが確認された。残虐な行為に大きな衝撃を世界が受けている。国際人道法に違反する民間人の殺害は決して許されることではなく、厳しく非難すると申し上げました。
1日の夜からは林外務大臣が総理の特使としてポーランドを訪問し、現地での避難状況を直接確認した。現在、政府専用機で20名の避難民を日本に移送していると。政府の迅速な対応を評価したいと、こういうお話しを申し上げました。
それ以外に、ウクライナの募金の話であったりとか、原油価格高騰緊急対策、石川の補選等々についてお話しをさせていただいたということであります。
髙木国対委員長からは、本会議の日程、選挙制度に関する与野党協議会の件、それから「文通費」の与野党協議について、文通費の性格や名称、日割り支給の範囲について、過去の改正における議論を踏まえ、より実態に即したものにすべきとの認識を衆参各党で共有していると。ついては、性格や名称を定める文言を改めるとともに、当初問題視されていた日割支給の範囲を歳費と同一とすることとしたいということで、各党間の調整がつき次第、案文をとりまとめ、総務会に報告をしたい。その後は議運委員会で起草し、本会議に上程することになる。こういう話がありました。
岡田参議院国対委員長からは、大体、昨日と同じ委員会と本会議の日程について説明がございました。
関口参議院会長からは、昨日と同様の発言がありました。
世耕参議院幹事長からは、参議院の石川補選、自分も昨日、現地入りしたが、参議院の比例代表も現地入りを予定しているという話でありました。
遠藤選対委員長からは、石川の補選、それから昨日も申し上げた参議院の公認候補3名の話、今後の出張の予定等々についてお話がありました。
高市政調会長からは、昨日の全国政務調査会長会議について。また、今週の政調審議会の日程についてお話がありました。
福田総務会長からは、総務会は本日開催されるという話でありました。
平井広報本部長代理からは、直近の世論調査の結果について説明がありました。
田中幹事長代理からは、先日、IPU列国議員連盟の日本側の団長としてインドネシアのバリに出張してきたと、この報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- NHKの山本です。ウクライナ情勢について、幹事長の役員連絡会での発言とも重なるのですけれども、キーウ近郊で多数の民間人の死者が見つかって国際社会に衝撃を与えました。欧米からは追加のロシアへの制裁を考えるべきだという声も出ていますけれど、日本政府が今後とるべき対応について幹事長のお考えをお聞かせください。
- 先ほど申し上げたように民間人を殺害すると、これは国際人道法に違反する問題であると考えております。定義にもよりますが、戦争犯罪者と呼んでも、私はいいのではないかなと思っております。こういった行為というのは、断固として許されるべきではない。当然それに対する代償が伴うんだということで、必要な制裁というものは検討すべきだと考えております。
- 時事通信です。補正予算の編成の考え方についてお聞きします。現時点で補正予算等の編成の必要性について幹事長はどのようにお考えでしょうか。
- この3日間、同じお話をさせていただいております。それ以上でも、それ以下でもありません。
- 朝日新聞です。石川での参議院補選についてお伺いします。今回の参議院補選の夏の本選に対する位置づけをお願いいたします。
- 恐らく、夏の参議院の本選の前に行われる国政選挙と、この石川の補選が最後ということになると思います。しかも参議院の補欠選挙ということでありますから、まさにこれは夏の参議院選に向けての前哨戦、こういう位置付けで極めて重要な選挙であると捉えております。ですから、私も出陣式、現地入りをして対策もとりたいと思っておりまして、必ず夏に向けて勝利をしたい、こんなふうに考えております。
