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党声明

石破茂幹事長 年頭所感

国民の皆さま、党員党友の皆さま、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年末の第46回衆議院総選挙において、わが党は政権奪還を果たすことができました。ご支援いただきました方々に改めて深く御礼申し上げます。この選挙でわが党に294議席という多くの議席を与えていただきましたが、それは民主党政権に対する失望感、第三極とよばれる勢力への懐疑的な気持ちが国民の皆さまにあったことによるものであると思っております。自民党に対する国民の皆さまの視線は未だに厳しいものがあるとの認識の下、一切の驕りを排して政権運営にあたる所存です。「自民党は変わったのか」という国民の問いに対し、これからも党改革を行い、自民党が生まれ変わったことをより明らかにしていきたいと考えます。

現在、わが国には、東日本大震災からの復旧・復興、長引くデフレ経済、危機的状況に陥った外交、税と社会保障の一体改革など、数多くの諸課題が山積しております。わが党がこれまでに培った経験、野党時代に磨いていた政策能力を最大限に生かし、問題の解決にあたって参りたいと思います。時には、国民の皆さまにとって、耳触りの良くない話をしなければならない場面もあることと存じます。そのような局面でも、詭弁を弄することなく、正直に、丁寧に、勇気と真心をもって真実を語り続けることで、国民から信頼される政治を、全身全霊を尽くして実現しなければなりません。

本年夏には、参議院選挙が行われます。参議院選挙で勝利し、ねじれを解消して、はじめて安定した政治を行うことが可能になります。党利党略ではなく、国家国民のために、我々はこれに勝利し、安定政権を打ち立てなければなりません。引き続き、最大の緊張感と責任感をもって選挙に臨みたいと思っております。また、その前に行われる参議院山口県選挙区補欠選挙、東京都議会議員選挙にも全力で臨み、勝利しなければなりません。自由民主党に対する、より一層のご理解、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆さまの本年一年のご健勝とご多幸をお祈りいたします。