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政策

「リニア全線同時開業を」党特別委員会で関西広域連合が要請

平成25年12月5日

「リニア全線同時開業を」党特別委員会で関西広域連合が要請

党超電導リニア鉄道(中央新幹線)に関する特別委員会(委員長・竹本直一衆院議員)は11月29日、中央新幹線計画の進捗(しんちょく)状況と今後のスケジュールなどについて、政府とJR東海から説明を受けた。

現在、環境アセスメント評価の段階にある中央新幹線の建設は、第一段階で2027年に名古屋まで開業し、その後、2045年の大阪開業に取り組む二段階方式の計画となっている。これには、上場民間企業として建設段階から開業の前後を通じて、健全経営と配当を堅持しながら建設をしなければならない背景がある。

会議に出席した関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)の仁坂吉伸和歌山県知事(同副連合長)は、「東京・大阪間を直結し、初めて機能が十分に発揮され、効果が得られる事業」と述べ、大阪までの全線同時開業が不可欠との要請を行った。出席議員からも「収益性の面でも同時開業とすべき」など、前倒しを求める意見も相次ぎ、今後論点整理を進めることとなった。